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【臨床試験広告】早期直腸がんの人工肛門を回避するための医師主導臨床試験のご案内
本ページは、国立がん研究センター中央病院からの委託による医師主導臨床試験の広告となります。また、臨床試験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 本試験 は早期直腸がんの方を対象と... -
【治験広告】膀胱全摘手術を受けた方・予定されている方へ 術後補助療法を用いた治験のご案内
本ページは、中外製薬株式会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 本治験は、がんが筋層やそれより深く広がっている筋層浸潤性膀胱がん... -
スキルス胃がんの基礎知識
スキルス胃がんとは? 難治性のがん、スキルス胃がん スキルス胃がんは、胃にできる悪性腫瘍のひとつです。胃がんの中だけでなく、人が発症するさまざまながんの中でも難治性のがんです。 スキルス胃がんは、胃壁や胃の組織にしみこんでいくよう... -
【治験広告】免疫チェックポイント阻害薬、プラチナ製剤を使用したことのある非小細胞肺がんの方を対象とした治験のご案内―EVOKE-01―
本ページは、製薬会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 本治験は免疫チェックポイント阻害薬およびプラチナ製剤を使用したことの... -
腎細胞がんの臨床試験(治験)一覧
2016年3月26日現在に、日本で実施中の腎がんの臨床試験一覧です。 -
乳がん臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の乳がんの臨床試験(治験)です。Clinical trials.govにて「breast cancer」と検索したときに該当したものを掲載しています。(一部除く)... -
悪性リンパ腫の臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の悪性リンパ腫の臨床試験(治験)です。 Clinical trials.gov等で「Malignant lymphoma」と検索したときに該当したものを掲載しています。(一部除く) 悪性リンパ腫の治験広告 【... -
【治験広告】再発した多発性骨髄腫の方へ 抗体薬物複合体を用いた治験のご案内
本ページは、グラクソ・スミスクライン株式会からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 多発性骨髄腫とは、骨髄にある細... -
がんの臨床試験(治験)一覧
このページは本サイトにて掲載している臨床試験(治験)情報を1つにまとめたものです。... -
胆道がんの臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の胆道がん臨床試験(治験)情報です。 免疫チェックポイント阻害薬の治験 ONO-4538第II相試験胆道がんを対象とした多施設共同非盲検非対照試験 薬剤の特徴:免疫チェックポイント阻害薬 対象:ゲムシタビンを... -
インフュージョンリアクション
インフュージョン・リアクションとは、急性輸液反応、注入反応、点滴反応などの意味で分子標的治療薬の点滴時にみられる副作用のことです。いわゆる抗がん剤による過敏症とは異なる特有の症状がみられることから、日本語には訳さず英語読みで表記されます。 ... -
膀胱がんの治療
膀胱がんの治療の決め方 治療方針の決定の際には、病期と併せてがんの悪性度や患者さんの全身状態、患者さんの希望などを総合的に検討していきます。 膀胱がんのTURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術) 内視鏡を尿道から膀胱内に挿入し、がんを電... -
オンコロリサーチ Q&A
Q.リサーチとは? A.がん領域における医療環境の向上のための製品開発やマーケティング活動に活かすため、皆さんのご意見をうかがうことです。 インタビューやアンケート、オンラインコミュニティ、デバイスのテストなど、オンコロではさまざまな手... -
オンコロリサーチについて
オンコロリサーチとは オンコロリサーチとは患者さんやそのご家族のがんに関わるあらゆる声を調査(リサーチ)するための調査紹介ページとなります。 オンコロではこれまでに沢山の患者さんやご家族の声を聞いてきました。そのなかで我々は「がん難... -
イミフィンジ単剤療法が胆道がんと肝細胞がん、イミフィンジ+イジュド併用療法が肝細胞がんと非小細胞肺がんに対する承認をそれぞれ取得
2022年12月28日、アストラゼネカ株式会社は、抗PD-L1抗体薬であるイミフィンジ(一般名:デュルバルマブ、以下イミフィンジ)と抗CTLA-4抗体薬であるイジュド(一般名:トレメリムマブ、以下イジュド)について、下記の適応症において12... -
オンコロスタッフ募集(サービス担当者/新卒インターンほか)
オンコロでは、より多くの情報発信を行うためにオンコロの活動にご協力してくださるアルバイトスタッフまたは正社員を募集しています。... -
乳がんの新薬ベージニオ(アベマシクリブ)の治療を受ける前に知っておきたいこと
乳がんの新薬ベージニオとは ベージニオ(一般名アベマシクリブ) ベージニオとは、サイクリン依存性キナーゼであるCDK4およびCDK6を阻害することでがん細胞が増えることを抑える経口分子標的薬です。2018年11月30日に発売され、乳がん... -
メラノーマ(悪性黒色腫)の臨床試験(治験)一覧
日本で実施中のメラノーマ(悪性黒色腫)の臨床試験(治験)情報です。 臨床研究 【臨床研究広告】KIT遺伝子変異のある進行期悪性黒色腫を対象とした臨床試験 ウイルス療法の治験 【治験広告】悪性黒色腫の方を対象とした... -
胃がん臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の胃がんの臨床試験(治験)・臨床研究です。 -
オプジーボ、キイトルーダおよびテセントリクなど、5つの免疫チェックポイント阻害薬の違いを6つのがん種別にまとめてみた
免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬)とは 免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬)とは、がん細胞を攻撃するT細胞の働きにブレーキをかけている蛋白質であるPD-1とPD-L1の結合を阻... -
肺がんに対する5種類のALK阻害薬の違いザーコリ、アレセンサ、ジカディア、ローブレナ、ブリガチニブ
ALK阻害薬とは 未分化リンパ腫キナーゼ(略称ALK;以下ALK)融合遺伝子は、非小細胞肺がんの約3~5%に認められ、非小細胞肺がんのなかでも腺がんに特異的にみられる遺伝子である。ALK融合遺伝子はがん細胞の増殖に関わる遺伝子のなかでも特... -
【治験広告】悪性黒色腫の方を対象としたT-hIL12を用いたウイルス療法の治験のご案内
本ページは、信州大学からの委託による治験お問い合わせページです。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載いたします。 本治験の概要 本医師主導治験は切除不能又は転移がある悪性黒色腫の患者を対象とします。 ... -
リツキサン(リツキシマブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 リツキシマブ 商品名 リツキサン 治験薬コード 一般名英語表記 Rituximab 商品... -
転移性トリプルネガティブ乳がんに対するファーストライン治療としてのダトポタマブ デルクステカン+イミフィンジ、客観的奏効率73.6%を示す
この記事の3つのポイント ・未治療の転移性トリプルネガティブ乳がん患者が対象の第1b/2相試験 ・ファーストライン治療としてのダトポタマブ デルクステカン+イミフィンジ併用療法の有効性・安全性を検証 ・客観的奏効率は73.6%を示... -
アバスチン、サイラムザ、そしてザルトラップ。3つの血管新生阻害剤(VEGF阻害剤)の違いを3つのがん種別にまとめてみた
血管新生阻害剤(抗VEGF阻害剤)とは、血管新生に不可欠な因子である血管内皮増殖因子(VEGF)が血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)に結合することを阻害することで血管内皮細胞の遊走、増殖を抑制し、血管新生を阻害する。 がんは増殖、転... -
胃がんの化学療法
胃がんの化学療法 胃がんの薬物療法は大きく分けて術前化学療法、術後補助化学療法、化学療法の3種類があります。この3種類の中で術前化学療法は大規模比較試験により明らかな延命効果が証明されていないため、胃がんの薬物療法といえば術後補助化学療法... -
膀胱がんとは (疾患情報)
膀胱とは 膀胱は、腎臓でつくられた尿を一時的に溜めて体外に排出する働きを持つ、骨盤内の袋状の臓器です。内側の大部分が尿路上皮(移行上皮)という粘膜で覆われています。 膀胱がんは、膀胱から発生するがんの総称であり、その約90%以上が尿... -
早期トリプルネガティブ乳がんに対する術前化学療法としてのキイトルーダ+パクリタキセル+カルボプラチン併用療法、RCBスコア0-2患者の無イベント生存率を改善
この記事の3つのポイント ・未治療の早期トリプルネガティブ乳がん患者が対象の第3相試験 ・術前化学療法としてのキイトルーダ+パクリタキセル+カルボプラチン併用療法の有効性・安全性をプラセボ群と比較検証 ・キイトルーダ群の36ヶ月無... -
タグリッソ(オシメルチニブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 オシメルチニブ 商品名 タグリッソ 治験薬コード AURA 一般名英語表記 Osimertinib ... -
冷やして予防 -抗がん剤の副作用対策-
京都大学は、手足を冷却することで抗がん薬パクリタキセルの副作用である末梢神経障害(しびれ)を予防できることを確認し、本研究結果は、2017年10月12日に医学誌「Journal of the National Cancer Institut... -
肝臓がんの臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の肝がんの臨床試験(治験)です。 Clinical trials.govにて「hepatocellular carcinoma」と検索したときに該当したものを掲載しています。(一部除く) 肝細胞がんの治験 【治験... -
小細胞肺がんの種類と分類
小細胞肺がんのステージ(病期) がんの治療を行う際には、まず検査によってがんの種類や進行度を診断し、循環・呼吸・免疫・栄養状態の全身状態を踏まえてどのような治療が適切かを判断します。そのためがんの病期を診断することが治療方針を決定する上で... -
白血病の臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の白血病の臨床試験(治験)です。 -
PD(ピーディー);Progressive Disease
Progressive Disease(プログレッション ディジーズ)とは、がんが進行することです。略してPD(ピーディー)。日本語では病態進行といいます。 「がんが進行する」とは、胃がんや肺がんなどの固形がんではの『がんが大きく... -
KRAS遺伝子
KRAS遺伝子とはがん遺伝子のひとつで、細胞増殖を促進するシグナルを、細胞内で伝達するという役割を持つKRASタンパクを作り出す遺伝子です。 がん細胞が増えるメカニズムのひとつとして、細胞表面にある上皮成長因子受容体(EGFR)の関与... -
【治験広告】非小細胞肺がんと診断されたら 治療の選択肢の1つとして放射線治療と新たな併用療法治験のご案内
本ページは、アストラゼネカ株式会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したもの... -
大阪オンコロジーセミナー Meeting the Cancer Experts 「夜間学校」2023
オンコロが共催する、がん情報究極のセミナー 特定非営利活動法人 西日本がん研究機構(WJOG)、特定非営利活動法人 近畿がん診療推進ネットワーク、エイツーヘルスケア株式会社、がん情報サイト「オンコロ」(3Hクリニカルトライアル株式会社)が... -
胃がんの病期と検査
胃がんの病期(ステージ) 病期(ステージ)とはがんの進行具合を示す指標です。胃がんの場合、病期はIA、IB、IIA、IIB、IIIA、IIIB、IIIC、IVの8段階に分類され、その進行具合は初期がIAで末期がIV、III期までの... -
肺がんの臨床試験(治験)一覧
日本国内で実施中の肺がんの臨床試験(治験)です。 Clinical trials.gov等で「lung cancer」と検索したときに該当したものを掲載しています。(一部除く)... -
希少がんMeet the Expert 第1回 悪性黒色腫(メラノーマ)書き起こし~ディスカッション~
スピーカー 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科、希少がんセンター 山﨑 直也 国立がん研究センター希少がんセンター 加藤 陽子 メラノーマ患者会 Over The Rainbow 徳永 寛子 認定NPO法人キャンサーネット... -
タイケルブ(ラパチニブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 ラパチニブ 商品名 タイケルブ 治験薬コード 一般名英語表記 Lapatinib 商品名... -
欧州医薬品庁(EMA)
EUにおける医薬品の中央審査を管轄する組織。また内部委員会としてヒト用の医薬品を管轄する医薬品委員会(CHMP)が存在している。... -
血液がんとは
そもそも血液がんとは 血液がん(造血器腫瘍)は、造血幹細胞が「がん化」したもので、その種類は多岐にわたります。大きく分類すると、「白血病」「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」に分けられ、それぞれのがん種によってその原因や治療法は異なります。 ... -
オニバイド(イリノテカン)
概要 一般名 イリノテカン 商品名 オニバイド 治験薬コード 一般名英語表記 Irinotecan 商品名英語表記 Onivyde 種類 抗悪性腫瘍剤 ... -
ファーストライン
ファーストラインとは、手術不可能ながんに対して抗がん剤治療する場合の初めの抗がん剤治療のことです。1次治療や初回治療ともいいます。通常、手術不可能な場合の抗がん剤治療は効果が乏しくなるまで、または副作用等により抗がん剤が使えなくなるまで、... -
OS(オーエス;Overall Survival;オーバーオールサバイバル;全生存期間)
全生存期間とは、臨床試験において治療法の割り付け開始日もしくは治療開始日から患者さんが生存した期間のことを示します。英語ではOverall Survivalといい、略してOS(オーエス)といいます。 患者さんが亡くなった原因ががんによ... -
アブラキサン(nab-パクリタキセル)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 nab-パクリタキセル 商品名 アブラキサン 治験薬コード 一般名英語表記 Paclitaxel ... -
ロイコボリン(ホリナート)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 ホリナート 商品名 ロイコボリン 治験薬コード 一般名英語表記 folinate 商品名英語... -
小細胞肺がんとは(疾患情報)
肺の構造と働き 肺は、肋骨に囲まれ胸膜に包まれた臓器で、空気の通り道である気管の左右にあります。気管の右側にある肺は上葉、中葉、下葉の3つの区画に分かれておりそれぞれ気管に続く気管支が広がっています。左側の肺は上葉と下葉に分かれており、右... -
腎臓がん(腎細胞がん)の治療 -放射線療法-
腎臓がん(腎細胞がん)に対する放射線療法について 腎臓がん(腎細胞がん)に対しては、放射線療法はあまり多く行われていません。それは、他の治療法の方が有効な場合が多いためです。 特に、腎臓がん(腎細胞がん)の治療においては手術が最も重... -
Tanner分類
Tanner分類とは、思春期における第二次性徴の成熟を評価する尺度のことをいいます。男女とも1度(思春期が始まらない)~5度(成人の成熟状態)の5段階で評価します。小児がんを治療すると晩期合併症として成長発達の異常が問題になることがあり、T... -
【卵巣がん体験談】がんと社会を結びつけるハブの存在を目指して
吉田 ゆりさん 2児の母 キャリアカウンセラー 一般社団法人 がんと働く応援団 代表理事として活躍されている吉田さんに、オンコロスタッフ中島がオンラインでお話をうかがいました。 腹痛が罹患のサインだった 中島:はじ... -
支配を強めるエンハーツ
※本記事はEvaluate社の許可のもと、オンコロが翻訳したものです。内容および解釈については英語の原文を優先します。正確な内容については原文をお読みください。 英アストラゼネカ社/第一三共株式会社の抗体薬物複合体は、HER2低... -
【治験広告】JAK2阻害剤投与中の骨髄線維症の方へ 新たな治験薬のご案内
本ページは、ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 本治験は、貧血を伴う骨髄線維症の方を対... -
HER2(ハーツー)
HER2とは(ハーツーとは)、細胞の増殖に関与するとされるタンパク質のことです。 正常な細胞にもわずかに存在し、細胞の増殖調節能をになっていると考えられていますが、過剰に発現、活性化することで細胞の増殖制御ができなくなりがん化します。... -
ORR(overall response rate)
overall response rate 【解説】全奏効率のことで、がん治療薬などの効果があった患者さんの割合をいいます。通常、画像上で明らかな縮小が確認できる完全奏効(CR)と部分奏効(PR)の合計で表されま... -
ハザード比 HR Hazard Ratio ハザードレシオ
ハザード比とは統計学上の用語で、臨床試験などで使用する相対的な危険度を客観的に比較する方法です。英語でHezard Ratio、略してHRとも言います。 ある臨床試験で検討したい新薬Aと比較対象の薬剤Bとを比べたとき、ハザード比が1で... -
5-FU(フルオロウラシル)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 フルオロウラシル 商品名 5-FU 治験薬コード 一般名英語表記 Fluorouracil(5-F... -
治療ライン
治療ラインとはがんに対する治療で、抗がん剤投与による治療の順番のことをいいます。あるがん腫に対して、初めて抗がん剤を投与する薬物治療を初回治療または一次治療、もしくは英語でファーストランといいます。がん治療では多くの場合、初回治療の抗がん剤... -
ASCO-GI 2023 – ゾルベツキシマブによりクローディン18.2の発現に光が当たる
※本記事はEvaluate社の許可のもと、オンコロが翻訳したものです。内容および解釈については英語の原文を優先します。正確な内容については原文をお読みください。 評価対象患者の39%がこのバイオマーカーを保有していたことが、学会発表で... -
「癌」と「がん」の違い
漢字の「癌」と平仮名の「がん」は医学的に使い分けられており、「癌」は上皮細胞(外界と接している細胞:肺がん、胃がん、乳がん等の気管や消化管、乳管を介して外界とつながっていると考える)に由来する悪性腫瘍を指します。これに対して「がん」はすべて... -
アレセンサ(アレクチニブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 アレクチニブ 商品名 アレセンサ 治験薬コード 一般名英語表記 Alectinib 商品名英... -
東てる美さん、故 野際陽子さん、中村獅童さん、いときんさんを襲った肺腺がんとは?その治療法とは?
ここ最近、「がん」が報道されることも増えてきました。その中には、これまであまりなじみがなかった言葉も多く飛び交っています。例えば「肺腺がん」——東てる美さん(女優)、故 野際陽子さん(女優)・中村獅童さん(歌舞伎役者)・いときんさん(ET... -
オンコビン(ビンクリスチン)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 ビンクリスチン 商品名 オンコビン 治験薬コード 一般名英語表記 Vincristine 商... -
ベクティビックス(パニツムマブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 パニツムマブ 商品名 ベクティビックス 治験薬コード AURA 一般名英語表記 Panitumuma... -
急性リンパ性白血病の治療
急性リンパ性白血病の標準治療 急性リンパ性白血病の治療アルゴリズムを以下に示します。以下の図は日本血液学会のHPより引用したもので、図以降に説明を加えます。 ①フィラデルフィア染色体が陽性の場合 1)フィラデルフィア染色体... -
BRAF遺伝子変異とは
BRAF遺伝子変異は、細胞増殖の指令の伝達に関わるBRAF遺伝子の異常です。BRAFの600番目のアミノ酸はバリン(V)と呼ばれる必須アミノ酸ですが、これが変異によってグルタミン酸(E)に変わると、増殖しろという命令が出し続けられ、がんが無... -
マントル細胞リンパ腫とは?治療法・薬剤・治験ほか関連情報
マントル細胞リンパ腫とは マントル細胞リンパ腫は、悪性リンパ腫という血液がんの1つです。悪性リンパ腫は、血液中のリンパ球ががん化して異常に増殖し続ける病気です。全身のリンパ管の途中にある「リンパ節」や胸腺・脾臓・扁桃などのリンパ組織に... -
VEGF阻害剤サイラムザとEGFR-TKIの併用療法の日本初承認が肺がん治療に与える影響とは
2020年11月27日、血管新生阻害剤(VEGF阻害剤)であるサイラムザ(一般名:ラムシルマブ、以下サイラムザ)は、承認事項一部変更承認により上皮増殖因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性の「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」に対して「エル... -
がん医療セミナー ONCOLO Meets Cancer Experts(OMCE)2023
オンコロが主催する、究極のがん情報セミナー 「がん治療は放置する?」「抗がん剤は効かない?」「臨床試験は人体実験?」玉石混交のがん情報。がん情報サイト「オンコロ」が主催するONCOLO Meets Cancer Experts(OMC... -
TNM分類(ティーエヌエムぶんるい)
がんと診断されたら、そのがんがどのくらいの大きさなのか、他の臓器まで広がっていないかどうか、さらに詳しく検査を行い、がんの進行度合い(病期、ステージ)を決めます。 病期の評価にはTNM分類と呼ばれる分類法を使用します。これは、がん... -
メソトレキセート(メトトレキサート)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 メトトレキサート 商品名 メソトレキセート 治験薬コード 一般名英語表記 Methotrexate ... -
小細胞肺がんの治療-標準治療-
小細胞肺がんの標準治療について 小細胞肺がんは進行が速いがんであり、残念ながら腫瘍が発見された時には手術が適応にならない時期の腫瘍であることが多いのが現状です。小細胞肺がんに対して手術療法が選択される場合は、肺以外の他の臓器やリンパ節... -
肺がんの化学療法
非小細胞肺がんの化学療法 非小細胞肺がんの薬物療法には、殺細胞性抗がん剤を用いた化学療法と、分子標的薬を用いた分子標的治療があります。がんの再発・転移を防ぐために、手術や放射線療法と組み合わせて、あるいは単独で行われます。 非小細胞... -
用量制限毒性(DLT)
用量制限毒性(DLT)とは新規抗がん剤を患者さんに投与する際にこれ以上の増量ができない理由となる毒性(有害事象)のことをいいます。抗がん剤の治験では、NCIのCTCAEという基準で規定されていてグレード3以上の非血液学的毒性あるいはグレード... -
最大耐量(MTD)
最大耐量(MTD)はmaximum tolerated dose の略で、許容できない副作用を引き起こすことなく投与できる薬物または治療の最大の用量を示します。主に抗がん剤の投与量に対して使われる概念です。 作成... -
EGFR遺伝子変異とは
非扁平上皮がんに最も多いドライバー遺伝子はEGFR遺伝子です。EGFRは、細胞の成長や増殖に関わる上皮成長因子受容体と呼ばれるタンパクです。その遺伝子に変異が起こると、上皮成長因子受容体にATP(アデノシン3リン酸)という分子が結合してリン... -
テプミトコ(テポチニブ)
概要 一般名 テポチニブ 商品名 テプミトコ 治験薬コード INC280 一般名英語表記 Tepotinib 商品名英語表記 TEPMETKO 種類 抗悪性腫瘍剤(... -
食道がんの治療 -手術療法 (外科治療)-
食道がんの手術療法 手術療法は、身体からがんを取り除く方法で、食道がんの最も標準的な治療です。食道がんの手術では、がん細胞を含め食道を切除します。そして、その時、同時にリンパ節を含む周辺の組織も一緒に切除します。 現在は、食道がんの... -
前立腺がんの患者さんへ インタビューにご協力ください
オンラインインタビューにご協力をいただける前立腺がんの患者さんを募集しています。 ご参加を検討いただける方は、以下の内容をご確認いただき、「アンケートを開始する」ボタンを押して事前アンケートにご回答ください。 概要 ■対象... -
膀胱がん(尿路上皮がん) の臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の膀胱がんの臨床試験(治験)です。 免疫チェックポイント阻害剤の臨床試験(治験) 【治験広告】筋層非浸潤性膀胱がん対象 BCG膀胱注入療法後に再発した方へ 【治験広告】膀胱全摘手術を受けた方・予... -
ITT intention to treat
ITT(intention to treat)とは、医薬品の臨床試験などの研究の解析方法のひとつです。 医薬品の臨床試験では試験の進行に伴い、治療が実施不能や続行不可能になる患者さんが発生します。このように試験の治療から脱落した患者... -
特集「膀胱がん」 第1回 ~初発筋層非浸潤性膀胱がんとBCG療法~
膀胱がんは、ごく初期に発見して病巣を切除しても再発をくり返すことが多く、固形がんの中でも少し変わった特性があります。そういった膀胱がんの特性や初発膀胱がんの治療について、慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 専任講師の菊地栄次先生にお話を伺い... -
腎盂・尿管がんの種類と分類
ステージ(病期)と種類・分類について 腎盂・尿管がんのステージ(病期)は、「腎盂・尿管・膀胱がん取扱い規約(日本泌尿器科学会ほか編)に記載されているTNM分類がよく用いられ、治療方針の決定にも利用されています。TNM分類は、①T:腫瘍... -
食道がんの再発・転移
食道がんの転移 転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って別の臓器に移動し、そこで成長することをいいます。がん細胞を外科手術療法で全て切除できたようにみえても、その時点ですでにがん細胞が別の臓器に移動している可能性があります。 ... -
胃がんの手術療法
胃がんの手術療法 手術療法は大きく分けて縮小手術、定型手術、拡大手術の3種類があります。また、ステージI胃がんに適応のある腹腔鏡手術も含めると、一般的に言われる胃がんの手術療法は4種類になります。 どの手術療法が適応になるの... -
【舌がん体験談】すべては夢のために~幾度の手術を乗り越えて~
※本記事には手術後の傷跡の写真が掲載されております。ご覧の際はご注意ください。 虫の知らせ?! 2015年7月末、趣味のサーフィンで耳に水が溜まったことから耳鼻咽喉科のクリニックを受診し、舌の異常が見つかりました。自覚症状は全くあり... -
急性骨髄性白血病と闘った”みぃみ”の記録
息子、瑞騎(みずき 愛称:みぃみ)が2017年2月6日に永眠しました。3歳2ケ月でした。2歳5ケ月で急性骨髄性白血病を患い、辛い治療も笑顔で頑張っていた瑞騎。 2017年3月25日、四十九日法要を無事に執り行うことができましたので... -
ECOG PS;Performance Status(イーコグ ピーエス;パフォーマンスステータス)
ECOG PS(Performance Status、パフォーマンス ステータス)とは、ECOG(いーこぐ)という米国の腫瘍学の団体が決めた全身状態の指標であり、患者さんの日常生活の制限の程度を示します。 以下は日本臨床研究グループ(JC... -
胃がん 分子標的薬サイラムザ発売 6/22
6月22日に日本イーライリリー株式会社が手術不可能な進行・再発胃がんに対して分子標的薬「ラムシムマブ(商品名サイラムザ)」を発売しました。サイラムザはがんの増殖および転移に関わる血管新生において重要な働きを示す血管内皮細胞増殖因子(VEGF... -
メラノーマ(悪性黒色腫)体験者 徳永寛子さん
くるくると動く表情豊かな大きな瞳と、そこにいるだけでその場の雰囲気まで明るくしてしまう魅力的な徳永さん。29歳(AYA世代)で悪性黒色腫に罹患されました。彼女が“がん”を通して感じた体や心の痛み。そこから見えた、家族・仲間の大切さ。そしてご... -
未治療去勢抵抗性前立腺がん 第2世代抗アンドロゲン剤ARN-509の第3相臨床試験
本試験は、遠隔転移のない未治療高リスク去勢抵抗性前立腺がん患者を対象とした第2世代抗アンドロゲン製剤ARN-509の効果を評価する第3相臨床試験です。... -
抗がん剤の副作用、本当のところ
抗がん剤の副作用対策は進歩しているそうですが… 子宮体がんの手術の後、抗がん剤治療を受けることになりました。抗がん剤の副作用対策は進歩しているそうですが、どう進んだのか、現状はどうなのか、 続きを読む http://mai... -
EGFRチロシンキナーゼ阻害薬
EGFRチロシンキナーゼ阻害薬とはEGFR(epidermal growth factor receptor:上皮成長因子受容体)遺伝子変異に伴い発現する、がん細胞を増殖させる酵素を抑制する薬剤です。 EGFRは細胞膜上から細胞内まで... -
生存期間中央値 MST エムエスティー Median Survival Time
生存期間中央値とは、その集団において50%の患者さんが亡くなるまでの期間を示します。英語では、Median Survival Timeとはのことを指し、MSTという略語でも表記されます。 例えば100人の患者さんを対象にする場合、50... -
XELOX(ゼロックス)
XELOX(ゼロックス)は、カペシタビン(Capecitabine、商品名「ゼローダ(Xeloda)」)とオキサリプラチン(Oxaliplatin)を組み合わせた治療法のことです。カペシタビンはフルオロウラシル(5-FU)のプロドラッグで、... -
プラチナダブレット
肺がん(扁平上皮がんを除く)に対する標準的な化学療法です。シスプラチンやカルボプラチンといったプラチナ(白金)製剤と、パクリタキセル、ゲムシタビン、ペメトレキセドなどの1990年代以降に発売された比較的新しい(第3世代抗がん剤)を一つずつ組... -
筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC) 再発頻度はその後の病期進展に大きく関与 J Urol
筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)の病期進展は、再発回数が強く関与していることがわかった。 慶應義塾大学 田中 伸之氏、菊地 栄次氏らは、同大学病院の患者484例の追跡調査を実施し、初めて筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)と診断されて... -
最善治療のため-がんの医療情報どう選択?
がんへの関心が高まり、様々な情報が飛び交う中、最善の治療を受けるためにはどのように情報を見分け、選択したらいいのか。医療情報についての正しい知識を広める第一人者の2人に、日本テレビ社会部の鈴木美穂記者が聞いた。 続きを読む ht...