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血液がんとは
そもそも血液がんとは 血液がん(造血器腫瘍)は、造血幹細胞が「がん化」したもので、その種類は多岐にわたります。大きく分類すると、「白血病」「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」に分けられ、それぞれのがん種によってその原因や治療法は異なります。 ... -
インフュージョンリアクション
インフュージョン・リアクションとは、急性輸液反応、注入反応、点滴反応などの意味で分子標的治療薬の点滴時にみられる副作用のことです。いわゆる抗がん剤による過敏症とは異なる特有の症状がみられることから、日本語には訳さず英語読みで表記されます。 ... -
肺がんの種類と分類|4つのタイプとその特徴
組織別に治療法が異なる肺がん 肺がんは、がん細胞の形や状態から、大きく「非小細胞肺がん」と「小細胞肺がん」に分けられ、非小細胞肺がんは「扁平上皮がん」と「非扁平上皮がん」に、非扁平上皮がんは「腺がん」と「大細胞がん」にわけられます。これを... -
スキルス胃がんの基礎知識
スキルス胃がんとは? 難治性のがん、スキルス胃がん スキルス胃がんは、胃にできる悪性腫瘍のひとつです。胃がんの中だけでなく、人が発症するさまざまながんの中でも難治性のがんです。 スキルス胃がんは、胃壁や胃の組織にしみこんでいくよう... -
irAE(immune-related Adverse Events)
irAEとは免疫関連副作用(immune-related Adverse Events)のことで、おもに免疫チェックポイント阻害薬の投与により引き起こされる副作用を指します。免疫チェックポイント阻害剤は、PD-1およびCTLA-4といった免... -
【治験広告】JAK2阻害剤投与中の骨髄線維症の方へ 新たな治験薬のご案内
本ページは、ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 本治験は、貧血を伴う骨髄線維症の方を対... -
免疫チェックポイント阻害薬5つの違いを5つの癌種別にまとめてみた
目次 免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬)とは 肺がんと免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬) 胃がんと免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬... -
デジタル時代の患者報告アウトカムの活用法:ePRO導入への期待と課題
7月5日、肺がん医療向上委員会主催のセミナーがオンラインにて開催された。今回は医療Dx時代に求められる新しい肺がん診療、特にePRO(electronic Patient Reported Outcome:電子的な患者報告アウトカム)のアプ... -
サイトカイン放出症候群(CRS)
サイトカイン放出症候群とは抗体医薬品の投与中または投与直後に現れる、炎症性サイトカインの放出によって引き起こされる症状の総称です。抗体医薬品の投与によって体の中の免疫応答が必要以上に活性化され、インターロイキンやインターフェロンなどのサイト... -
乳がんの新薬ベージニオ(アベマシクリブ)の治療を受ける前に知っておきたいこと
乳がんの新薬ベージニオとは ベージニオ(一般名アベマシクリブ) ベージニオとは、サイクリン依存性キナーゼであるCDK4およびCDK6を阻害することでがん細胞が増えることを抑える経口分子標的薬です。2018年11月30日に発売され、乳がん... -
アバスチン(ベバシズマブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 ベバシズマブ 商品名 アバスチン 治験薬コード 一般名英語表記 Bevacizumab ... -
ネオアジュバント
ネオアジュバントとは手術の前の補助療法という意味で、主に手術の前に抗がん剤による治療を先行することを指し、「術前化学療法」または「ネオアジュバント化学療法(NAC;neoadjuvant chemotherapy)」といいます。薬物療法によ... -
がん遺伝子パネル検査が保険診療可能に~原則、標準治療がない患者が対象、価格56万円~
5月29日、厚生労働省 中央社会保険医療協議会は、2つのがん遺伝子パネル検査の保険償還を認めた。 がんパネル検査とは、次世代シークエンサーなどの遺伝子解析技術を用い、遺伝子変異などを検出する検査のことである。 本検査にて遺伝子変... -
Karnofsky Performance Status(カルノフスキー パフォーマンス ステータス;KPS)
Karnofsky Performance Statusとは(カルノフスキー パフォーマンス ステータスとは)、全身状態をスコア化したものです。 「カルノフスキーの一般全身状態スコア」、「カルノフスキー指数」とも呼ばれ、略語ではKPS... -
RECIST レシスト
RECISTとは、固形がんに対する治療が効いているか、効いていないかという判定に用いる評価基準です。Response Evaluation Criteria in Solid Tumorsの略であり、レシストといいます。 治療開始前に... -
ファーストライン
ファーストラインとは、手術不可能ながんに対して抗がん剤治療する場合の初めの抗がん剤治療のことです。1次治療や初回治療ともいいます。通常、手術不可能な場合の抗がん剤治療は効果が乏しくなるまで、または副作用等により抗がん剤が使えなくなるまで、... -
PD-L1陰性の再発または転移性頭頸部扁平上皮がんに対するキイトルーダ+eftilagimod alpha、良好な奏効率を示す
この記事の3つのポイント ・再発または転移性頭頸部扁平上皮がんを対象とした第2b相のTACTI-003試験 ・抗PD-1抗体薬キイトルーダ+可溶性LAG-3タンパクeftilagimod alphaの有効性・安全性を検討 ・併用療... -
急性骨髄性白血病と闘った”みぃみ”の記録
息子、瑞騎(みずき 愛称:みぃみ)が2017年2月6日に永眠しました。3歳2ケ月でした。2歳5ケ月で急性骨髄性白血病を患い、辛い治療も笑顔で頑張っていた瑞騎。 2017年3月25日、四十九日法要を無事に執り行うことができましたので... -
特集「膀胱がん」 第1回 ~初発筋層非浸潤性膀胱がんとBCG療法~
膀胱がんは、ごく初期に発見して病巣を切除しても再発をくり返すことが多く、固形がんの中でも少し変わった特性があります。そういった膀胱がんの特性や初発膀胱がんの治療について、慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室 専任講師の菊地栄次先生にお話を伺い... -
がんの臨床試験(治験)一覧
このページは本サイトにて掲載している臨床試験(治験)情報を1つにまとめたものです。... -
東てる美さん、故 野際陽子さん、中村獅童さん、いときんさんを襲った肺腺がんとは?その治療法とは?
ここ最近、「がん」が報道されることも増えてきました。その中には、これまであまりなじみがなかった言葉も多く飛び交っています。例えば「肺腺がん」——東てる美さん、(女優)故 野際陽子さん(女優)・中村獅童さん(歌舞伎役者)・いときんさん(ET... -
ECOG PS;Performance Status(イーコグ ピーエス;パフォーマンスステータス)
ECOG PS(Performance Status、パフォーマンス ステータス)とは、ECOG(いーこぐ)という米国の腫瘍学の団体が決めた全身状態の指標であり、患者さんの日常生活の制限の程度を示します。 以下は日本臨床研究グループ(JC... -
アブラキサン(nab-パクリタキセル)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 nab-パクリタキセル 商品名 アブラキサン 治験薬コード 一般名英語表記 Paclitaxel ... -
マントル細胞リンパ腫とは?治療法・薬剤・治験ほか関連情報
マントル細胞リンパ腫とは マントル細胞リンパ腫は、悪性リンパ腫という血液がんの1つです。悪性リンパ腫は、血液中のリンパ球ががん化して異常に増殖し続ける病気です。全身のリンパ管の途中にある「リンパ節」や胸腺・脾臓・扁桃などのリンパ組織に... -
新薬の開発進む中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)の治療
患者支援団体の認定NPO法人キャンサーネットジャパンが、8月29日~30日、「オンライン血液がんフォーラム2020」を開催した。「中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)」のセッションでは、国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科長の伊豆津... -
がん医療セミナー ONCOLO Meets Cancer Experts(OMCE)2024
これまでの放送はこちら⇒がん医療セミナー ONCOLO Meets Cancer Experts(OMCE)2023 オンコロが主催する、究極のがん情報セミナー 「がん治療は放置する?」「抗がん剤は効かない?」「臨床試験は人体実験?」玉... -
骨髄線維症の臨床試験一覧(治験)
日本で実施中の骨髄線維症の臨床試験(治験)です。 骨髄線維症の治験 【治験広告】JAK2阻害剤投与中の骨髄線維症の方へ 新たな治験薬のご案内 【治験広告】骨髄線維症の方対象 PIMキナーゼ阻害薬を用いた治験のご案内... -
オプジーボ、キイトルーダおよびテセントリクなど、5つの免疫チェックポイント阻害薬の違いを6つのがん種別にまとめてみた
免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬)とは 免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体薬/抗PD-L1抗体薬)とは、がん細胞を攻撃するT細胞の働きにブレーキをかけている蛋白質であるPD-1とPD-L1の結合を阻... -
フィラデルフィア染色体陽性の急性リンパ芽球性白血病の小児に対するスプリセル、無イベント生存期間を有意に改善
この記事の3つのポイント ・フィラデルフィア染色体陽性の急性リンパ芽球性白血病の小児患者が対象の第3相試験 ・スプリセルまたはグリベック単剤療法の有効性・安全性を比較検証 ・4年無イベント生存率はスプリセル群71.0%、グリベック... -
慢性骨髄性白血病(CML)とは
慢性骨髄性白血病(CML)とは 血液は血小板、赤血球、白血球などの血液細胞と呼ばれる細胞によって構成されています。これらの細胞たちは、全て骨中心にある骨髄の中で生まれる「造血幹細胞」からできます。 幹細胞はまだプロフェッショナル... -
【治験広告】T細胞リンパ腫(TCL)の方へ 再発又は難治性TCLの第1相、第2相の治験のご案内
本ページは、ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 今回の募集については、第1相の患者さんより募集を... -
テセントリク(アテゾリズマブ)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 アテゾリズマブ 商品名 テセントリク 治験薬コード 一般名英語表記 Atezolizumab ... -
リュープリン(リュープロレリン)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 リュープロレリン 商品名 リュープリン 治験薬コード 一般名英語表記 Leuprorelin ... -
治療歴のあるHER3陽性転移性乳がんに対するパトリツマブ デルクステカン、良好な抗腫瘍効果を示す
この記事の3つのポイント ・複数の治療歴のあるHER3陽性転移性乳がんを対象とした第1/2相のU31402-A-J101試験 ・抗HER3抗体薬物複合体パトリツマブ デルクステカンの有効性、安全性を比較検証 ・良好な安全性プロファ... -
がん免疫療法の新薬キイトルーダ(ペムブロリズマブ)とオプジーボ(ニボルマブ)の違い
免疫チェックポイント阻害薬全般についての情報はコチラ ニボルマブ(オプジーボ)とペムブロリズマブ(キイトルーダ)について オプジーボとキイトルーダの適応状況 昨今話題の免疫チェックポイント阻害薬。2017年9月28日現在、日本... -
植物アルカロイド
植物アルカロイドは、強い毒性を持つ植物から抽出された毒素を抗がん剤として利用したものです。細胞分裂に重要な微小管の重合を阻害し、細胞分裂を停止させるビンカアルカロイド系(ビンクリスチン、ビンブラスチンなど)や、微小管の脱重合を阻害するタキサ... -
肺がんのステージ(病期)|TMN分類とは
がんの進行の程度を示すステージ ステージ(病期)は、がんの進行の程度を示す言葉で、肺がんでは、がんの大きさ、広がり、リンパ節やほかの臓器への転移の有無によって決められます。肺がんの治療方針は、組織型と病期でほぼ決まるため、病期の決定は重要... -
NIH(エヌアイエイチ;アメリカ国立衛生研究所;National Institutes of Health)
NIH(アメリカ国立衛生研究所)とは、アメリカ国内にある国立癌研究所、国立心肺血液研究所、国立老化研究所などの専門の研究所や医学図書館などの研究所以外の組織など全部で27か所の施設で構成されている政府機関です。National Instit... -
患者団体に聞く!一般社団法人HIRAKU がん・リンパ浮腫と共存 代表理事 古村 比呂さん
はじめに 今回インタビューに応じて頂いた古村 比呂さん。 NHK連続テレビ小説のヒロイン役など女優として活躍。一時、お仕事を休み、まさに仕事を再開するというタイミングで子宮頸がんに罹患。その後、再発、再々発を繰り返すも、現在もお薬に... -
PARP阻害薬;パープ阻害薬
PARP阻害薬とは PARP(poly ADP-ribose polymerase)とは、DNA修復などに関与する酵素のことで、特に一本鎖切断タイプのDNA修復を担います。PARP阻害薬は、このPARPの機能を阻害することによって、一本鎖... -
VEGF阻害剤サイラムザとEGFR-TKIの併用療法の日本初承認が肺がん治療に与える影響とは
2020年11月27日、血管新生阻害剤(VEGF阻害剤)であるサイラムザ(一般名:ラムシルマブ、以下サイラムザ)は、承認事項一部変更承認により上皮増殖因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性の「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」に対して「エル... -
【舌がん体験談】すべては夢のために~幾度の手術を乗り越えて~
※本記事には手術後の傷跡の写真が掲載されております。ご覧の際はご注意ください。 虫の知らせ?! 2015年7月末、趣味のサーフィンで耳に水が溜まったことから耳鼻咽喉科のクリニックを受診し、舌の異常が見つかりました。自覚症状は全くあり... -
多発性骨髄腫の治療
現在までのところ、多発性骨髄腫の治療は、治癒を期待できるまでには至っていません。しかし多発性骨髄腫の治療法は日々進歩しており、進行や症状をコントロールしつつ長期間、日常生活を維持していくことも可能になっています。 つまり、QOL(qu... -
5-FU(フルオロウラシル)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 フルオロウラシル 商品名 5-FU 治験薬コード 一般名英語表記 Fluorouracil(5-F... -
肺がんに対する5種類のALK阻害薬の違いザーコリ、アレセンサ、ジカディア、ローブレナ、ブリガチニブ
ALK阻害薬とは 未分化リンパ腫キナーゼ(略称ALK;以下ALK)融合遺伝子は、非小細胞肺がんの約3~5%に認められ、非小細胞肺がんのなかでも腺がんに特異的にみられる遺伝子である。ALK融合遺伝子はがん細胞の増殖に関わる遺伝子のなかでも特... -
レジメン
レジメンとは、薬物治療における薬剤の種類や量、期間、手順などを時系列で示した計画のことをいいます。 がんの薬物治療では抗がん剤や輸液、また抗がん剤の副作用を抑える支持療法(制吐剤などの投与)の投与量や投与方法、投与順、投与日などがレジメンで... -
血管内皮細胞増殖因子(VEGF;vascular endothelial growth factor)
血管内皮細胞増殖因子(vascular endothelial growth factor: VEGF)は、血管新生を促すタンパク質です。VEGFが血管内皮細胞に作用すると、細胞の分裂や遊走、分化などを誘導し、その結果、既存の血管から枝分か... -
肺がんの臨床試験(治験)一覧
日本国内で実施中の肺がんの臨床試験(治験)です。 Clinical trials.gov等で「lung cancer」と検索したときに該当したものを掲載しています。(一部除く)... -
ハザード比 HR Hazard Ratio ハザードレシオ
ハザード比とは統計学上の用語で、臨床試験などで使用する相対的な危険度を客観的に比較する方法です。英語でHezard Ratio、略してHRとも言います。 ある臨床試験で検討したい新薬Aと比較対象の薬剤Bとを比べたとき、ハザード比が1で... -
カルセド(アムルビシン)
本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。 概要 一般名 アムルビシン 商品名 カルセド 治験薬コード 一般名英語表記 Amrubicin 商品名... -
国際肺癌会議 速報版レポート ~Impower133試験~
Impower133試験 フェーズ3試験 #PL02.07 未治療進展型小細胞肺がんへのアテゾリズマブ(商品名テセントリク;以下テセントリク)と標準化学療法併用臨床試験結果 未治療の進展型小細胞肺がん(ES-SCLC)に対して... -
大阪オンコロジーセミナー Meeting the Cancer Experts 「夜間学校」2024
これまでの放送はこちら⇒大阪オンコロジーセミナー Meeting the Cancer Experts 「夜間学校」2023 オンコロが共催する、がん情報究極のセミナー 特定非営利活動法人 西日本がん研究機構(WJOG)、特定非営利活動... -
非ホジキンリンパ腫の治療法
日本で比較的多くみられる非ホジキンリンパ腫(NHL)の治療法 ●びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL) NHLの30%から40%を占めるびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は中悪性度の病型で、限局期(I期またはII期)... -
神経膠腫(グリオーマ)の放射線療法
神経膠腫(グリオーマ)の放射線療法 神経膠腫の放射線療法は腫瘍のグレードに関わらず、初めて腫瘍ができた時に選択される治療方法です。神経膠腫の放射線療法は、治療の適応、腫瘍への放射線量や照射範囲が症例によらず、一定の基準で定めている医療... -
<ご参加者募集中>CAR-T療法を受けられた方へ インタビューのお願い
本インタビューではCAR-T療法を受けられたことのある患者さんを募集しております。 概要 ■対象 ・18歳~89歳の方 ... -
今井雅之さん死去 壮絶な闘病の末…
所属事務所は「弊社所属の俳優、今井雅之が、大腸癌であることを先日皆様にご報告させて頂き治療・リハビリに懸命に励んで参りましたが、容態急変にて5月28日(木)午前3時05分に都内病院にて逝去いたしました」と報告し「治療に携わって下さいました病... -
エンハーツがHER2低発現乳がんに対する国内初の抗HER2療法として適応拡大承認を取得
3月27日、第一三共株式会社は、「化学療法歴のあるHER2低発現の手術不能または再発乳がん」の治療薬として、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)であるエンハーツ(一般名:トラスツズマブ デルクステカン、以下エンハーツ)の適応拡大承認を取得した... -
胃がん臨床試験(治験)一覧
日本で実施中の胃がんの臨床試験(治験)・臨床研究です。 -
がん免疫療法は皮下注射の時代へ
※本記事はEvaluate社の許可のもと、オンコロが翻訳したものです。内容および解釈については英語の原文を優先します。正確な内容については原文をお読みください。 キイトルーダの皮下注射製剤の極めて重要な試験がまもなくリードアウトを迎え... -
瘻孔(ろうこう)
瘻孔(ろうこう)とは、、炎症などによって生じ た、皮膚や粘膜と臓器をつなぐ、または臓器と別の臓器をつなぐ異常な管状の穴のことをいいます。体の表面に見えている(開口している)ものと、身体の中でつながっているものとがあります。瘻孔の原因としては... -
パドセブ(エンホルツマブ ベドチン)
概要 一般名 エンホルツマブ ベドチン 商品名 パドセブ 治験薬コード AGS-22M6E 一般名英語表記 Enfortumab Vedotin 商品名英語表記 PADCEV ... -
BRCA1(ぶらっかわん)とPARP(ぱーぷ)阻害薬について
火曜日担当のカチです。 最新の臨床試験情報を収集している日々です。 最近、PARP阻害剤っていう分子標的薬の開発の話題が目につきます。臨床試験(治験)も乳がん・卵巣がんで活発ですね。昨日はこのPARP阻害剤について色々と調べ... -
ADCP(抗体依存性細胞貪食)活性
ADCP活性とは、異物として認識された標的細胞の表面にある抗原に抗体が結合することで、貪食活性(異物を取り込んで消化する働き)を持つ細胞が呼び寄せられ、標的細胞を除去する働きのこと。 がん細胞の抗原特異的な抗体が結合することで、マクロファ... -
肺がん患者さんに絶対に知っておいて欲しい7つのこと
1.肺がんとは 先生、肺がんってなに?僕の友人の人間が肺がんと診断されて、彼のために何かできないか?ってインターネットで「肺がん」について調べていたんだけど、情報があり過ぎて素人の僕には何が正しい情報なのか判断できないんだ。 ... -
【がんと診断されたときの対処術】がんと診断されたときに欠かせない“心の整理”支援 国内死因第1位、告知されるとショックを受けやすい
国内では年間37万人以上が、がんで命を奪われている。 しかし、医療の進歩で進行がんでも克服できるケースが増えている。 そこでがんと診断されたときの対処術について、がんの診断・治療で定評のある「がん・感染症センター都立駒込病院」の専門医に... -
がん患者の要望 訴え続ける責務、協議会委員に就任
自身の闘病経験を生かすために最初に始めたのは、経験をホームページで公開することだった。 続きを読む https://00m.in/IQfRQ ニュース選定者:中島 香織 日本経済新聞 https://00m... -
日本人の切除不能再発胆道がん患者に対するオプジーボ単剤療法、オプジーボ+シスプラチン+ゲムシタビン併用療法、忍容性に問題なし
この記事の3つのポイント ・20~79歳の切除不能再発胆道がんの日本人患者が対象の第1相試験 ・オプジーボ単剤療法とオプジーボ+化学療法の有用性を検証し、ともに忍容性に問題はなかった ・全生存期間の中央値は単剤群で5.2ヶ月、併用... -
【乳がん体験談】こんどは支える側、発信できる人になりたい~後編~
井上 裕香子さん(37歳)乳がんサバイバー。Pink Ring 西日本branch 代表 30代、AYA世代で乳がんになった井上 裕香子さん。治療の辛さを誰にも話せず、抗がん剤治療の最後のクールで、看護師の計らいで同じ治療を経験した先... -
第40回OMCE 乳がん(HER2陽性乳がん)セミナーレポート
講演タイトル:『乳がん(HER2陽性乳がん)』 演 者:鶴谷 純司 先生(昭和大学 先端がん治療研究所) 日 時:4月26日(金) 場 所:日本橋ライフサイエンスハブ8F D会議室 今月は、乳がん(HER2陽性乳が... -
症候性
症候性は、様々な症状が出る腫瘍のことです。腫瘍がどんな種類の細胞から発生したか、腫瘍がどの部位にできたかで、いろいろな症状が出ることがあります(たとえばインスリンを分泌する腫瘍では低血糖になる、脳腫瘍では頭痛、麻痺、しびれが起こるなど)。症... -
カウボーイズQB、がん患者支援活動の一環でファンに「写真を送って」
ダラス・カウボーイズのクォーターバック、ダック・プレスコットは、母を結腸がんで亡くして以来、がんに対する啓蒙活動やがん研究への参加、がん患者へのフォローなどといった活動を積極的に行っている。 そんな彼がインスタグラムで一枚の写真を投稿し、... -
<募集終了>白血病の患者さんへ インタビューのお願い
本インタビューの募集は終了いたしました。ご応募いただきありがとうございました。 本インタビューでは急性骨髄性白血病(AML)の診断を受けたことがある方を募集しております。 概要 ■対象 ・20歳以降に急性骨髄... -
近藤誠氏の嘘を明かす④ -誇大なリスク強調-
現在、進行乳がんで闘病中の、歌舞伎役者 市川海老蔵さんの妻 小林麻央さんも受けていた パクリタキセル(商品名 タキソール)という抗がん剤があります。 近藤誠氏のベストセラー本 『がん治療で殺されない七つの秘訣』(2013 年 文春新書)... -
卵巣がん 標準化学療法後の2年間のアバスチン維持療法は有効且つ忍容 ECC2015
卵巣がん1,201名に対する初回治療として、ベバシズマブ(商品名アバスチン)+カルボプラチン(商品名パラプラチン)+パクリタキセル(商品名タキソール)併用療法治療後、アバスチンのみの継続使用を長期に行った(最長36サイクル、2年)際の主に... -
希少疾病用医薬品(オーファン薬)
医薬品医療機器法第77条の2に基づき、対象患者数が日本で5万人未満であること、医療上特にその必要性が高く、開発の可能性が高いなどの条件に合致するものとして厚生労働大臣が指定する医薬品。... -
タキサン系薬剤
タキサン系薬剤とは細胞分裂に関わる「微小管」を阻害することによって、がん細胞の増殖を抑える微小管阻害薬の分類です。微小管を阻害する薬剤はほかにもありますがタキサン系の薬剤は役割を終えた微小管に働きかける点が特徴です。 タキサンとは、... -
既治療の再発難治性多発性骨髄腫に対するエルレフィオ、良好な全生存期間の延長効果を示す
この記事の3つのポイント ・既治療の再発難治性多発性骨髄腫を対象とした第2相のMagnetisMM-3試験の生存期間の詳細報告 ・B細胞成熟抗原とCD3に対する二重特異性抗体エルレフィオの有効性・安全性を比較検討 ・全生存期間の中... -
中枢神経系(CNS)
中枢神経系とは、神経系の中で多数の神経細胞が集まって大きなまとまりになっている領域のことであり、脳と脊髄からなります。脳は大きく大脳、小脳、脳幹の3つに分けられます。ヒトでは特に大脳が発達しており、思考、知覚、言語、記憶などの大きな役割を持... -
BCG不耐性(BCGイントレラント)
副作用でBCG療法が最後まで実施できない患者さんのこと。 BCG治療中、2日以上続く肉眼的血尿、発熱や激しい排尿時痛、頻尿などの排尿障害を認める場合など、計画していた6~8回のBCG注入が完遂できない場合を指す。 BCG治療抵抗性がんの... -
血管透過性
血管透過性とは、血管とその周りの組織との間で起こる水分や栄養分などの移動のことです。正常な血管では、水分や糖、アミノ酸といった小さな物質は血管壁を透過しますが、タンパク質などの大きな物質は血管壁を通過することができません。しかし、がん組織の... -
7歳男子が「髪を伸ばしたい!」 決意を見守った家族の2年半 ヘアドネーションに挑んだ勇気と優しさ
背中の真ん中まで伸びた長い髪。 この後ろ姿、女の子であることを疑う人はいないだろう。 だが、今まさに髪を切ろうと鏡に向かっているのは、なんと小学3年生の男の子だ。 彼がここまで髪を伸ばしたのには、ある理由があった。 続き... -
治療歴のある転移性または再発非小細胞肺がんに対するバベンシオ単剤療法、主要評価項目である全生存期間(OS)を達成できず
2018年2月15日、プラチナ製剤ベースの化学療法後に病勢進行した切除不能転移性または再発非小細胞肺がん患者に対するアベルマブ(商品名バベンチオ;以下バベンチオ)の有効性を検証した第III相のJAVELIN Lung 200試験(NCT02... -
治療歴のある進行性子宮内膜がんに対するレンビマ+キイトルーダ、化学療法に対して抗腫瘍効果を認める
この記事の3つのポイント ・治療歴のある進行性子宮内膜がん患者が対象の第3相試験 ・レンビマ+キイトルーダの有効性・安全性を化学療法と比較検証 ・全患者群における全生存期間は、化学療法群と比較してレンビマ+キイトルーダ併用群で死亡... -
【募集終了】患者さんを対象としたアンケートやインタビューに関する意識調査
※本調査は募集を終了しました。ご協力ありがとうございました。 本アンケート調査は、がん情報サイト「オンコロ」と姉妹サイトである生活向上WEBと共同で行われます。 調査目的について ヒト・健康・幸せ研究アンケートとは? 「ヒト・健... -
転移性大腸がんに対する維持療法としてのフルキンチニブ+カペシタビン併用療法、無増悪生存期間を有意に改善
この記事の3つのポイント ・転移性大腸がんが対象の第1/2相試験 ・維持療法としてのVEGFR1/2/3選択的経口阻害薬フルキンチニブ+カペシタビン併用の有効性・安全性を検証 ・併用により無増悪生存期間を有意に改善 2024... -
【治験広告】骨髄線維症の方対象 PIMキナーゼ阻害薬を用いた治験のご案内
本ページは、住友ファーマ株式会社からの委託による治験広告となります。 また、治験を実施する実施医療機関の審査・承認を受けたものを掲載しております。 はじめに 本治験は骨髄線維症の方を対象とした、新しいお薬の治験です... -
【大細胞神経内分泌がん体験談】希少がんで若年性がん~元気になって恩返ししたい~
がんが発覚したのは2017年10月、28歳時でギタリストとして音楽活動をしていました。 現在は29歳で、活動復帰を目指して準備をしています。 初めての検査で 大細胞神経内分泌がんの症状は、告知を受ける1年前から。何となく不... -
R0切除(アールぜろせつじょ)
R0切除とは、手術にて肉眼はおろか顕微鏡で確認しても腫瘍がとり切れたことです。完全切除や治癒切除ともいいます。 手術にて腫瘍を取り除いた場合、全ての切断面などを顕微鏡で確認します。結果、切断面などに腫瘍が認められなかった場合、完全に腫... -
【上顎洞がん体験談】生きる気力を失いかけても前向きに生きたい~ステージ4頭頸部がん、試練の連続~
歯槽膿漏?花粉症? 今から2年ほど前のことでした。左上の歯茎がジュクジュクして痛くなってきたので、近所の歯医者に通院しだしたのが始まりでした。 そこでは歯槽膿漏と歯周病ということで、左上の最も悪い歯を一本抜きブリッジを入れて痛みはそ... -
ASH 2022 プレビュー – Brukinsaがカルケンスより優位に立つ
※本記事はEvaluate社の許可のもと、オンコロが翻訳したものです。内容および解釈については英語の原文を優先します。正確な内容については原文をお読みください。 Brukinsaは真っ向勝負でイムブルビカに勝利したことが確認され、ベイ... -
次世代シーケンサー「オンコマイン」が肺がんの全ての分子標的薬の診断薬として承認
2月26日、サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループは、次世代シーケンシング(NGS)技術を用いたコンパニオン診断システムの使用目的を、非小細胞肺がん(NSCLC)の4つのドライバー遺伝子に拡大し、複数の分子標的薬の適応判定... -
維持療法
維持療法は、がんの再発防止、進行予防のために行われる抗がん剤治療です。最初の治療で使用した薬のうち、副作用が少なく効果が大きかった薬を休薬期間を置かずに可能な限り投与し続けることで、がんの再発、悪化を防ぎます。 作成:株式会社イン... -
治療歴のあるFGFR遺伝子異常を有する進行尿路上皮がんに対するエルダフィチニブ単剤療法、全生存期間を統計学的有意に改善
この記事の3つのポイント ・免疫チェックポイント阻害薬治療歴のあるFGFR遺伝子異常を有する進行尿路上皮がんを対象とした第3相試験 ・FGFR阻害薬エルダフィチニブの有効性・安全性を検証 ・エルダフィチニブは医師が選択した化学療法... -
用量制限毒性(DLT)
用量制限毒性(DLT)とは新規抗がん剤を患者さんに投与する際にこれ以上の増量ができない理由となる毒性(有害事象)のことをいいます。抗がん剤の治験では、NCIのCTCAEという基準で規定されていてグレード3以上の非血液学的毒性あるいはグレード... -
【調査結果公開】患者さんを対象としたアンケートやインタビューに関する意識調査
2019年2月9日~2月22日の期間で「オンコロ」及び「生活向上WEB」にて募集をしておりました『【第1回】ヒト・健康・幸せ研究アンケート 患者さんを対象としたアンケートやインタビューに関する意識調査』の調査結果をまとめましたので、その内容... -
【メルマガコラム】キイトルーダとオプジーボの違いとは….? [vol.14]
コラム オンコロの可知です。 オプジーボに続く抗PD-1抗体のキイトルーダ承認までになりましたね。オンコロでも、開設当時から、オプジーボとキイトルーダを始めとする免疫チェックポイント阻害薬をずっと追ってきていますが、ここにきて致命的... -
家族・親戚が被害を受けたフォーデイズから考える、食品で「がんが治る」「病気がよくなる」
新規サービス『オンコレ』担当の筒井です。 先日「フォーデイズ」という清涼飲料水が「がんが治る」、「目が治る」といった効能を謳い販売したとして、フォーデイズ株式会社が一部業務停止命令になったことが話題になりました。 噂によると、ピ... -
高血圧クリーゼ
高血圧クリーゼとは、血圧が著しく上昇することにより、脳、心臓、腎臓などの臓器に障害が起こるか、障害が起こりそうな状態のことです。高血圧性緊急症、高血圧緊急症とも呼ばれます。クリーゼという言葉は、英語のクライシスに相当するドイツ語で、「危機的... -
悪性軟部腫瘍 トラペクチデン(ヨンデリス)承認取得
9月28日、大鵬薬品工業株式会社は、抗悪性腫瘍剤トラペクテジン(商品名ヨンデリス点滴静注用)について、「悪性軟部腫瘍」の効能・効果で、厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表しました。 本剤は、元々はカリブ海産のホヤの一種Ect... -
XELOX(ゼロックス)
XELOX(ゼロックス)は、カペシタビン(Capecitabine、商品名「ゼローダ(Xeloda)」)とオキサリプラチン(Oxaliplatin)を組み合わせた治療法のことです。カペシタビンはフルオロウラシル(5-FU)のプロドラッグで、...