【調査結果公開】患者さんを対象としたアンケートやインタビューに関する意識調査~がん患者さん調査参加するうえで重要視すること~


  • [公開日]2019.03.27
  • [最終更新日]2019.03.27

2019年2月9日~2月22日の期間で「オンコロ」及び「生活向上WEB」にて募集をしておりました『【第1回】ヒト・健康・幸せ研究アンケート 患者さんを対象としたアンケートやインタビューに関する意識調査』の調査結果をまとめましたので、その内容をオンコロでも公開いたします。

 本調査はがん患者さんに限らず、健康な方を含むあらゆる疾患の方を対象として実施されましたが、オンコロではがん患者さんに焦点を当てた解析を行い、結果の公開をします。

なお、「オンコロ」「生活向上WEB」の運営会社である(株)クロエとしても調査結果の公開をしております。※生活向上WEBへ移動します(https://www.seikatsu-kojo.jp/contents/laboratory.html

調査結果の要点

・がん患者さんが調査に参加をするか判断するうえで重要視するものとしては、医療への貢献度92.6%、社会への貢献度91.2%がTOP2となり、『貢献性』が大きくかかわっていることがわかった。(※がん患者さん以外:医療への貢献度85.5%、社会への貢献度81.2%)
・調査の目的については90.5%(がん患者さん以外:83.2%)と高いが、謝礼については45.6%(がん患者さん以外:78%)と最も低く、『どのような調査か』が調査参加にあたり重要であることがわかった。

調査結果

調査に参加するかどうかの判断に影響するかについて

がん患者さんとがん以外の患者さんとの比較

【調査の目的について】



【調査の企画元について】



【謝礼について】



【医療への貢献度について】



【社会への貢献度について】



【自分の想いを伝えられるかどうかについて】



【参加者への配慮について】



【調査結果の公開について】



【スタッフの専門性について】

終わりに~調査を実施して~

この調査は、オンコロリサーチのミッションの一つである『がんの調査に参加しやすい環境を提供すること』へのヒントを頂く目的で実施しました。

 日々、様々ながん種や状況の患者さんやご家族に調査の協力を頂く中で、

「どのような目的で行いますか?」や「結果はどのようなことに使用されるのか」といった調査内容についての質問や、「少しでもお役に立てるなら」といった声をよく聞いておりました。

そのため、この調査結果はある程度想像通りでもあったわけですが、立場の違いにより比較してみると、『どのような想いでがん患者さんが調査に参加してくれているか』について、より強く考えさせられました。

オンコロとしては調査参加に貢献性があることは確信してはおりますが、さらに「調査に参加してよかった」と思ってもらえるような活動をしていきたいと思っております。例えば、大袈裟ですが、学会での発表⇒医薬・医療業界への認知⇒治療環境の進歩、といった具合です。

 この調査結果を受けてオンコロでは、より気を引き締め、参加がしやすく、貢献性のある調査を行っていきたいと考えております。

たくさんのご協力ありがとうございました。

調査概要

生活向上WEB会員、オンコロユーザーを対象にした、「患者さんを対象とした調査」についてのインターネット調査

・調査目的:患者さんを対象とした調査に対しての皆さんのご経験や感想をお伺いし、その状況を把握するとともに、今後の「ヒト・健康・幸せ研究アンケート」で実施する調査を皆様が快く参加いただけるものにすること

・実施主体:(株)クロエ(3Hライフサイエンス研究所)

・期間:生活向上WEB: 20192月9日~17日 オンコロ:20192月9日~22

・回答数:5,396名(がん患者さん:285名、がん以外の患者さん:2,471名)

・対象者:生活向上WEB会員、オンコロユーザー(全国)

・質問数:23

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