小細胞肺がん – がん情報サイト「オンコロ」

小細胞肺がんとは

肺にできる悪性腫瘍が肺がんであり、小細胞肺がんと非小細胞肺がんがあります。非小細胞がんは腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんに分かれますが、小細胞がんだけ別の分類になっているのは、それだけ特殊ながんであるためです。

小細胞肺がんの詳細・症状について ▼

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小細胞肺がんとは

肺は、肋骨に囲まれ胸膜に包まれた臓器で、空気の通り道である気管の左右にあります。気管の右側にある肺は上葉、中葉、下葉の3つの区画に分かれておりそれぞれ気管に続く気管支が広がっています。

小細胞肺がんは、顕微鏡で見ると丸くて小さい細胞で構成されているため、そのように名付けられています。進行が速いため、早期発見が難しく、発見した時には腫瘍やリンパ節転移が大きくなっていることが多く、根治することが難しいのが特徴です。

小細胞肺がんの主な原因は喫煙です。喫煙は他のがんも引き起こしますが、小細胞肺がんには特に喫煙が深く関わっています。たばこには数千種類の物質が含まれており、うち200種類をこえる物質が人体に有害です。喫煙している場合は喫煙を続けている期間や喫煙を始めた年齢、1日の喫煙本数、喫煙する時にどれくらい吸入したかが小細胞肺がんの発生と関わってきます。

小細胞肺がんの症状

肺がんは一般的に症状が出現しにくいがんです。症状が出るとすれば、次第に悪化する咳と血痰が特徴です。咳が続くのは肺がんが肺や気管支を圧迫して刺激するためです。腫瘍が増大して気管支の圧迫が強くなり、空気の通り道がなくなってしまうと息切れをするようになったり、気管支炎や肺炎を引き起こしたりするようになります。

さらに、肺がんが肋骨や神経を刺激することで胸の不快感や痛みが出現することもあれば、がん細胞が気管支を傷つけることで痰に血液が混ざることもあります。腫瘍が大きくなって太い静脈を圧迫するようになると、血液の流れが悪くなるため首や顔がむくみとなって腫れる場合があります。

小細胞肺がんの疾患情報

小細胞肺がんの種類と分類

肺がんは小細胞肺がんと非小細胞肺がんの2種類がありますが、小細胞肺がんは、限局型と進展型に病期が分類されています。小細胞肺がんは肺がんの原発性腫瘍のうち約20%を占めています。
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小細胞肺がんの治療 -標準治療-

小細胞肺がんは進行が速いがんであり、残念ながら腫瘍が発見された時には手術が適応にならない時期の腫瘍であることが多いのが現状です。小細胞肺がんに対して手術療法が選択される場合は、肺以外の他の臓器やリンパ節転移がない状態(Ⅰ期)までであり、小細胞がんの治療は化学療法と放射線療法がメインです。小細胞肺がんは他の肺がんと比べて化学療法と放射線療法への反応性が良いのが特徴です。
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小細胞肺がんの治療 -手術療法 (外科治療)-

肺がんの病期がⅠ期あるいはⅡ期であれば、手術が優先して行われます。Ⅲ期以上であっても組織型によっては手術が行われる場合もあります。しかし、小細胞肺がんは手術適応になる病期はⅠ期のみで、かつリンパ節転移がない状態に限られます。限局型の小細胞肺がんⅠ期で、リンパ節転移がある場合でも手術療法を選択する場合がありますが、本当に手術をする効果があるかどうかについてはまだ明らかになっていません。
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小細胞肺がんの治療 -化学療法-

小細胞肺がんは限局型と進展型のどちらにおいても化学療法が行われます。多くの場合、限局型は放射線療法との併用、進展型は化学療法の単独で治療が行われることになります。放射線療法を併用する場合はPE療法という化学療法が選択されます。PE療法のPはシスプラチン、Eはエトポシドという抗がん剤を意味します。シスプラチンとエトポシドを組み合わせて治療する理由は、他の抗がん剤よりも放射線療法の治療効果を高めるからです。
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小細胞肺がんの治療 -放射線治療-

放射線治療は腫瘍に放射線をあてて、腫瘍細胞の増殖を防ぎ縮小させることを目的に行われます。小細胞肺がんの放射線治療では限局型が適応となります。限局型小細胞肺がんの放射線治療は、標準的には、45Gyを30回に分けて照射し1日2回治療を行います。45Gyを1日2回照射すると3週間の治療期間となります。通常放射線治療は1日1回です。
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小細胞肺がんの治療 -免疫療法-

小細胞肺がんは進行が速く転移しやすいことから、新たな治療方法も開発されています。NK細胞療法は細胞の免疫を利用した治療方法です。分子標的薬は細胞ががん化する時に起こる遺伝子変異に働きかける薬です。免疫チェックポイント阻害薬は免疫に働きかける薬です。
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小細胞肺がんの再発・転移

小細胞肺がんが局所再発した場合は、化学療法を行うことになります。初めて腫瘍が見つかった時の初回治療終了から再発までの期間が長いほど、再発した腫瘍に対する化学療法の効果があります。それだけ化学療法への感受性が高いと考えられるということです。小細胞肺がんは転移しやすいがんです。血液にがん細胞が流れて転移する血行性転移が多く、脳や骨に遠隔転移しやすくなっています。小細胞肺がんが遠隔転移している場合は、全身状態を評価しながら化学療法と放射線療法が行われます。
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