コラム

オンコロの可知です。

オプジーボに続く抗PD-1抗体キイトルーダ承認までになりましたね。オンコロでも、開設当時から、オプジーボとキイトルーダを始めとする免疫チェックポイント阻害薬をずっと追ってきていますが、ここにきて致命的なミスを発見。「キートルーダ」ではなく、「キイトルーダ」だったとは・・・我々が誤ったブランディングしてしまいました・・・

さて、キイトルーダとオプジーボの違いを患者さんからよく聞かれますが、個人的には患者さんにもわかり易い違いは3つだと思っています。

1つに、PD-1タンパクとの結合の親和性です。専門的な数値を示すと、オプジーボは2.6nM/Kd、キイトルーダは29pM/Kdとなります。この数字は低ければ親和性が高い。すなわち、キイトルーダの方がPD-1と結合しやすいってことになります。ただ、親和性が高いから効果が良いとは一概には言えません。

2つに、投与間隔・投与期間。投与間隔について、オプジーボは2週に1回。キイトルーダは3週に1回です。投与期間について、オプジーボは、今の所、効果があるときの辞め時がわかっていません。キイトルーダは臨床試験自体が、投与期間2年間を最長にしているものが多いようです。

3つに、キイトルーダは、PD-1タンパクの発現レベルが高い方を対象にしている臨床試験が多い、一方、オプジーボはオールカマー(PD-1タンパク発現レベルによらず)で臨床試験を実施しているものが多いようです。最近、そうでもなくなっている気もしますが・・・

この他にも、抗体の種類がヒト型抗体なのかヒト化抗体なのかなどありますし、得意としている開発領域がそれぞれ違う気もします。開発領域は企業の開発ストラテジーの違いでしょう。多分・・・

こんな感じです。いずれの薬剤も、期待が大きい薬剤ですので、オンコロでもフォローしてきたいと思います。

可知 健太

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