
オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています!
▼
オンコロ・ワンクエスチョンの一覧
質問
「がん情報探しにAIを活用されたことはありますか?」
結果・解説

近年、ChatGPTなどの生成AIが新たな情報収集ツールとして注目されていますが、その活用にはコツと注意が必要です。
特に、安心してがん治療に臨むためには、正確で信頼できる情報を得ることが大切になります。がん情報探しにAIを活用されたことがないという方でも、今後活用されることもあるかもしれませんので、この機会にAIの活用方法を学んでみませんか?
オンコロ責任者が医師と実演:がん情報のプロがAIをいじってみたら
AIの活用法や注意点について、より具体的に理解を深めるために、ぜひ下記の動画をご覧ください。
▼がん情報サイト「オンコロ」責任者可知が実演!AIを使ったがん情報探し▼
この動画では、がん情報サイト「オンコロ」の責任者 可知と、肺がんの専門医 池田先生が、実際にAI(Gemini)を使ってがんに関する質問を投げかけ、その回答を専門家の視点で評価しています。
AIの回答のどこが優れていて、どこに注意が必要なのか、そして最終的にどのように信頼できる情報へたどり着くべきかが具体的に示されており、AIとの上手な付き合い方のヒントが得られます。
がん情報をAIで調べる際の注意点
AIは複雑な情報を整理し、分かりやすく提示することを得意としています。正しく使えば、「複雑な情報の要約」や「専門用語の解説」、「具体的な疑問への回答」などがんに関する情報収集の強力なサポーターになります。
このように、AIは非常に便利ですが、その性質上、誤った情報や古い情報を含んでいる可能性があります。以下の点を必ず守り、情報の正確性をご自身で確認することが極めて重要です。
1.AIの回答はあくまで「下書き」
AIが生成する文章は、一見すると非常に流暢で説得力がありますが、中には不正確な情報や古い治療法も含まれていたり、医学的に常に正しいとは限りません。
2.必ず「情報の出どころ」を確認する
信頼できる情報かを見極めるために、その情報が何に基づいているか(典拠)を確認する習慣をつけましょう。AIに直接、情報源を尋ねることも有効です。
※信頼できる情報源の例:国立がん研究センターがん情報サービス、日本癌治療学会などの各がん関連学会のウェブサイト、製薬会社のウェブサイト
3.AIはあなたの「主治医」ではない
AIが提示する情報は、あくまで一般的なものであり、一人ひとりの患者さんの年齢、病状、体力、合併症などを考慮したものではありません。
治療方針の決定や変更など、医学的な判断が関わる事柄については、決して自己判断せず、必ず主治医や看護師、薬剤師などの医療専門家に相談してください。
もちろん上記の注意点を前提とした上ですが、調べる際にAIに「科学的根拠に基づく情報のみ参照してください」や「3年以内の情報で探してください」などと指示することで、正確性を少し上げることもできます。
上記の注意点や質問の仕方を工夫して、今後のがん情報探しにご活用いただければ幸いです。
ご案内
オンコロ・ワンクエスチョンに参加したいという方は、オンコロのLINE公式アカウントを友だち追加の上、土曜日に配信されるオンコロ・ワンクエスチョンにご回答ください。
\友だち追加はこちらから/