
オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています!
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オンコロ・ワンクエスチョンの一覧
質問
「医療者と本音で話せない・聞きにくいことはありましたか?」
結果・解説

がんの治療に向き合う中で、医師や看護師などの医療者に、ご自身の本当の気持ちや不安、疑問を伝えきれていないと感じるがん患者さんやご家族の方は、決して少なくありません。
実際に、今回のオンコロ・ワンクエスチョンでも、75%もの方が「医療者と本音で話せない・聞きにくいことがある」と回答しています。
治療の段階によって、医療者とのコミュニケーションで悩むポイントは異なるかもしれません。そこで今回は、①治療中・治療後の方 と ②これから治療を始める・がんの疑いがある方 の2つの状況に合わせて、コミュニケーションの参考になる動画を1本ずつご紹介します。どちらも30分未満で視聴できますので、ぜひご覧ください。
【治療中・治療後の方へ】経験者が語るコミュニケーションのコツ
現在、がん治療中の方や治療を終えた方には、GIST(消化管間質腫瘍)の治療を経験された谷島 雄一郎さんのセミナー動画がおすすめです。
▼動画のポイント
・ご自身の経験から感じた「コミュニケーションの難しさ」と、それを乗り越えるための「具体的な工夫」が語られています。
・他のがん患者さんのリアルな声(アンケートのコメント)も紹介されており、多くの方が共感できる内容です。
様々な角度から医療者との対話について解説されているので、ご自身の状況と照らし合わせながら、実践的なヒントを得られるはずです。
【これから治療を始める方・診断前の方へ】医師の視点がわかる対話のヒント
これから治療を始める、あるいは、がんの診断をこれから受けるという方は、初めてのことばかりで、大きな不安の中にいらっしゃると思います。限られた時間で治療法を決めなければならない時期だからこそ、医療者との対話は非常に重要です。
この段階にある方には、中川先生(医師)によるセミナー動画がきっと役に立つはずです。
▼動画のポイント
・初診や治療決定の場面で、医師が何を考え、どのような意図で話しているのか、その背景が分かります。
・患者さんと医師、両方の視点から解説されているため、「この段階でこの相談をすべき」「医療者がこのように伝える理由」など医師の考えの理解や伝え方のヒントに繋がります。
医師の考えを少し知るだけで、落ち着いてご自身の気持ちを話せるようになるかもしれません。
最後に
がん患者さんやご家族の方が、医療者を前にして「焦ってしまう」「わがままだと思われたくない」「悪い話は聞きたくない」と感じるのは、ごく自然なことです。いきなり完璧に話そうとせず、まずは「聞きたいことをメモに書いて渡してみる」「質問を一つだけしてみる」など、無理のない範囲で試してみてはいかがでしょうか。
もし、どうしても直接話すのが難しいと感じる場合は、全国の「がん診療連携拠点病院」などに設置されている「がん相談支援センター」を頼るのも良い方法です。無料で専門の相談員が話を聞いてくれますので、ぜひ活用してみてください。
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