
オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています!
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オンコロ・ワンクエスチョンの一覧
質問
「がん治療中におすすめな食事を教えてください~夏編~」
夏におすすめの食材・アレンジ方法
がん治療中では、副作用などにより食事に難しさを感じることもあります。特に最近の夏は暑さもあり、がん治療以外の要因で食事が喉を通りにくいこともあるでしょう。
そんな時にされている食事の工夫や、おすすめの食事をLINE友だちのがん患者さん・ご家族の方にお伺い、100名近い方にご回答いただきました。「食べにくい…」「何を食べたらいいのだろう?」といったときに、ぜひ下記のリストをご活用いただければ幸いです。
料理・食材
・お茶漬けなど油濃くなくて水分が多い料理
・山形だし
・冷やし茶碗蒸し
・具無しの茶碗蒸
・もずく
・塩もみした野菜(きゅうり、人参など)をもずく酢に入れる
・ポン酢にトマトと玉ねぎ粗みじんを加えたソースをかけた肉・魚・豆腐
・野菜サラダ
・トマト:しょうゆがダメなので、塩で味付けするなど工夫
・焼き茄子
・枝豆
・かぼちゃ
・とうもろこし
・クリームチーズ
・豆腐
・高野豆腐
・冷奴
・食パンやロールパン
▼アレンジ▼
・常備野菜をトッピングして冷奴やそうめん、お稲荷さんでさっぱりとした食事が食べやすいのでお気に入りです。
→「新生姜酢漬け」「新生姜佃煮」「さっぱりきゅうりとミョウガの和え物」「トマトと大葉と塩昆布のごま油和え」「小松菜と人参ナムル」「夏野菜のピクルス」「もずく酢」「野菜の梅酢漬け(蕪、胡瓜、蓮根、大根、搾菜)」などの酢の物系常備野菜を治療日前に作り置きしています。
・蒸し野菜(生野菜よりもたくさん食べられる)に、脂肪を落とした鶏肉や豚肉、豆腐などを少量でものせてたんぱく質を補う(味付けを毎回変えるようにする)
▼皆さんのコメント▼
・むくみがあり喉が細くなり固形物が食べれない時、そうめんやクタクタに煮た野菜スープ、具無しの茶碗蒸などを食べてました。味覚障害の時は生姜を加えると食べれました。
・スイカととうもろこししか食べられませんでした。
・抗がん剤治療中の味覚障害で何を食べても苦い味がしたり味を感じなくなった時は、食パンやロールパン・豆腐・野菜サラダなど何もつけずに食べ味を楽しむよりとりあえず体力維持に努めました。味覚が少しずつ戻ってきてからは、酢の物やわさび味の物がさっぱりして食べやすいです。
ご飯もの
・お豆腐やツナ缶きゅうり輪切りで冷茶漬け
・しらすと梅干のどんぶり
・海鮮巻き:たんぱく質も同時にとれる&酸味のあるものがほしいとき
・冷えたカレー
・カレー:副作用で苦みが強く出るとき
・ばら寿司(生魚無し):抗がん剤治療中のとき
・そうめんを入れたおいなりさん
・おかかおにぎり:小さく作り冷まして食べる
・納豆とろろご飯
・かつ丼
・牛めし
・玄米食:入院中で便秘解消になる
・梅干しご飯:抗がん剤治療中の味覚障害が副作用で出たときに食べやすい
スープ系
・スープ
・ガスパチョ
・冷やした味噌汁:小分けして冷凍し食べたいとき解凍して食べるなど
・野菜スープ
・クタクタに煮た野菜スープ
・様々な素材を使った冷製スープ
▼アレンジ▼
・野菜スープ
→材料:加熱してそぼろ状にした鶏ひき肉、茹でた大豆、南瓜、じゃがいも、玉ねぎ、牛乳か豆乳、コンソメ、塩、こしょう
→作り方:南瓜、じゃが芋、玉ねぎを柔らかくなるまで煮る。煮込んだ野菜と牛乳か豆乳)、コンソメをミキサーにかけてなめらかにする。冷蔵庫で冷やして器に注ぎ、鶏ひき肉のそぼろ、細かくした大豆をトッピング。 大葉、ミョウガ、生姜、レモン、柚子などの薬味や柑橘類を使う。
▼皆さんのコメント▼
・ガスパチョをよく好んで作ってもらいました。食欲なくても冷たいので、口当たりがよく野菜の栄養もとれるかなと思い食べていました。
麺類
・なるべく具を種類多くいれた冷製の麺類
・和風ざるラーメン
・そうめん
・米粉のそうめん(グルテンフリー)
・そば
・冷たいとろろ蕎麦
・うどん
・冷やしうどん:梅納豆やおろし大根と麺つゆで食べる
・にゅう麺
・冷やし中華
・トマト冷製パスタ
・そうめんのカップ麺:病室での食事におすすめ。湯切りをして冷やせるタイプが便利。
▼アレンジ▼
・そうめんにスライス玉ねぎやトマトを混ぜて、イタリアンドレッシングで和えてみたり、豆腐にすりおろした胡麻を乗せてみたりしています
・そうめんをゆでて小分けして冷凍して食べたい時解凍する
・冷やしそうめんに明太子、豆腐、紫蘇、海苔を添えて栄養バランスを確保する
・大根おろしにポン酢をかけ、しそと生姜も少々かけ、シーチキンで栄養プラスして、そうめんなど麺類と食べる
▼皆さんのコメント▼
・入院中ずっと、つわりや二日酔いのような軽いムカムカ感があったとき、おかゆものどを通らなくなり主食をめん類に変えてもらいました。朝食ににゅうめん、昼食にそうめん、夕食にうどんで、細いもののがつるつると食べやすかったです。
酢の物
・心太などの酢の物
飲み物
・スムージー:バナナ、ヨーグルト、小松菜などを混ぜる
・野菜ジュース
・豆乳
・レモンの炭酸水:味覚障害と口腔内の違和感・胃や喉のムカムカがある際におすすめ(ザク切りにしたレモンをたくさん凍らせておいて、炭酸水に入れて飲む)
デザート
・かき氷
・カスピ海ヨーグルト
・ヨーグルト
・アイスクリーム
・乳脂肪高めのアイス
・アイスキャンデー
・ガリガリ君
・ガツンとみかん
・クーリッシュ:口の中が荒れている&味覚障害が出たときにおすすめ
・豆乳プリン
・冷やした北海道チーズ蒸しケーキ
・果物(スイカやメロン、桃など)
・凍らせたスイカ
・スイカ
・パイナップルや西瓜を冷凍したおやつ
・ゼリー:混ぜて冷やすだけの寒天ゼリー
・冷凍したゼリー
・こんにゃくゼリー
・白玉ぜんざい
・杏仁豆腐
・フルーチェ
・菓子パン
・寒天に黒蜜がけ
・ドライマンゴーのヨーグルト漬け
▼アレンジ▼
・バナナを切ってギリシャヨーグルトにグラノーラ、ハチミツをかけて食べるのが、簡単でオススメです
▼皆さんのコメント▼
・食事とは言えないかもしれませんが、「ガリガリ君」は抗がん剤の副作用で吐き気のため食欲が落ちた時におすすめです。抗がん剤のサイクルに合わせて冷凍庫に多めにストックしておきました。
・水のニオイも気になってなかなか水分がとれなかった時に、凍らせたスイカなら食べられました。アイスクリームはバニラよりも抹茶味が私は食べやすかったです。
・味覚障害のために味が分からないときがありますが、お菓子は味が分かりました。そのため、お腹は空いているときは、お菓子を食べています。
健康食品
・栄養ゼリー
・プロテイン
・栄養補助食品(カロリーメイトやinゼリー系)
・カロリーメイトゼリー
・ウィダーインゼリー
▼皆さんのコメント▼
・水分の多いもの 食べられない分、少しでも栄養をと思いカロリーメイトやウィダーインゼリーを食べています。
・いつもの食事量を確保するのは難しいので、治療に影響が出ないことを主治医に確認しながら、栄養ゼリーやサプリメントで補うようにする。嚥下が悪いようなら刻み食や柔らかく煮込んだもの、水分の多いものを摂る。
アレンジ
・出汁を効かせる:塩味が感じられないとき
・柑橘系の味付けにする
・甘酢あんかけにすると食べやすい
・大根おろしや大葉を加えてさっぱりとする
・生姜を加える:味覚障害のとき
・薄味や刺激の少ないものにする
・わさび味にする
全体的な工夫
・さらっと食べられるものを食べる
・抗がん剤治療中は免疫力が落ちるので、なるべく生ものは避ける。果物も皮を剥いてから食べる物を選ぶように主治医から言われました。特に季節は関係なくなるべく火を通した食べ物を食べましたが、暑い季節はレンジでの調理が多かったです。氷もいつも口に入れていましたね。
・脱水症状にならないように、水分やミネラルなどを意識してとったくらいです。
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