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インフュージョンリアクション
[公開日] 2018.06.07[最終更新日] 2018.06.07
インフュージョン・リアクションとは、急性輸液反応、注入反応、点滴反応などの意味で分子標的治療薬の点滴時にみられる副作用のことです。いわゆる抗がん剤による過敏症とは異なる特有の症状がみられることから、日本語には訳さず英語読みで表記されます。
主な症状は発熱、寒け、頭痛、発疹、嘔吐、呼吸困難、血圧低下、アナフィラキシーショックなどです。
原因は解明されていませんが、サイトカイン放出に伴い,一過性の炎症やアレルギー反応が引き起こされると推測されています。
インフュージョン・リアクションは高率で煩繁に起こリ、多くは治療開始後24時間以内にあらわれます。
異常が認められた場合、治療は中断され、適切な処置がとられ症状がおさまったら、点滴速度を遅くして再開される場合が多くみられます。
約90%の人は2回目の治療から症状が消失します。
また、薬剤投与の前処置として,抗ヒスタミン薬やステロイドを投与することで,発生頻度の減少が期待できます。
作成:株式会社インテリム
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