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カルセド(アムルビシン)

[公開日] 2017.08.16[最終更新日] 2017.08.16

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

概要

一般名 アムルビシン
商品名 カルセド
治験薬コード
一般名英語表記 Amrubicin
商品名英語表記 Calsed
種類 アントラサイクリン系
種類 抗がん性抗生物質
投与経路 注射
適応がん種 ・非小細胞肺癌 ・小細胞肺癌

特徴

アムルビシンは、日本で開発されたアントラサイクリン系の抗がん剤で、世界で初めて完全合成されたものです。DNAの間に入りこみ、その合成を阻害するとともに、酵素の働きを阻害して、がん細胞の増殖を阻止します。 完全合成による抗生物質であることから、他剤よりも心毒性が少ない点が特徴です。適応は小細胞肺がん、非小細胞肺がんの治療で、特に小細胞肺がんへの単独投与で奏効率約75%という臨床試験結果が得られています。副作用としては骨髄抑制は強く現れます。また、食欲不振、吐気、嘔吐などの消化器症状も出現することがあります。

効能・効果

・非小細胞肺癌 ・小細胞肺癌

用法及び用量

通常、成人にはアムルビシン塩酸塩として45mg(力価)/m2(体表面積)を約20mLの日局生理食塩液あるいは5%ブドウ糖注射液に溶解し、1日1回3日間連日静脈内に投与し、3~4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

重大な副作用

骨髄機能抑制、汎血球減少、白血球減少、好中球減少、貧血、血小板減少、間質性肺炎、胃・十二指腸潰瘍

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4235406D1
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