概要
一般名 |
ダトポタマブ デルクステカン |
商品名 |
ダトロウェイ |
治験薬コード |
|
一般名英語表記 |
Datopotamab deruxtecan |
商品名英語表記 |
DATROWAY |
種類 |
抗体薬物複合体 |
種類 |
抗TROP-2抗体
トポイソメラーゼⅠ阻害剤複合体 |
投与経路 |
点滴静注 |
適応がん種 |
化学療法歴のあるホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌 |
特徴
ダトロウェイはがん細胞上のTrop-2を特異的に認識する抗体(ダトポタマブ)に、トポイソメラーゼⅠ阻害剤(デルクステカン)をリンカーを介して結合させた、抗体薬物複合体である。
がん細胞膜上に発現するTROP-2に結合し、細胞内に取り込まれ、リンカーが加水分解されることで遊離したトポイソメラーゼI阻害剤が、DNA傷害やアポトーシスを誘導することにより、がん細胞の増殖を抑制すると考えられている。
効能・効果
化学療法歴のあるホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能又は再発乳癌
用法及び用量
通常、成人にはダトポタマブ デルクステカン(遺伝子組換え)として1回6mg/kg(体重)を90分かけて3週間間隔で点滴静注する。初回投与の忍容性が良好であれば2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
間質性肺疾患、角膜障害、Infusion reaction、骨髄抑制
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/42914F9