概要
一般名 |
チソツマブ ベドチン |
商品名 |
テブダック |
一般名英語表記 |
Tisotumab vedotin |
商品名英語表記 |
Tivdak |
種類 |
抗悪性腫瘍剤 |
種類 |
抗体薬物複合体 |
投与経路 |
点滴静注 |
適応がん種 |
がん化学療法後に増悪した進行又は再発の子宮頸癌 |
特徴
テブダックは、組織因子を標的とするヒトモノクローナル抗体に、切断可能なリンカーを介して微小管阻害薬モノメチルアウリスタチンE(MMAE)を共有結合させた、抗体薬物複合体(ADC)である。
テブダックが組織因子を発現しているがん細胞に結合することで細胞内に取り込まれ、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)によってリンカーが切断され、MMAEが遊離する。MMAEは、細胞分裂の際に重要な役割を担う微小管を阻害することでがん細胞の分裂を抑制し、細胞死へ誘導すると考えられている。
効能・効果
がん化学療法後に増悪した進行又は再発の子宮頸癌
用法及び用量
通常、成人にはチソツマブ ベドチン(遺伝子組換え)として1回2mg/kg(体重)を30分以上かけて、3週間間隔で点滴静注する。ただし、1回量として200mgを超えないこと。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
眼障害、末梢神経系障害、出血、好中球減少症、腸炎、腸閉そく、間質性肺疾患
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/42914G4