概要
一般名 |
テクリスタマブ |
商品名 |
テクベイリ |
治験薬コード |
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一般名英語表記 |
Teclistamab |
商品名英語表記 |
TECVAYLI |
種類 |
モノクローナル抗体 |
種類 |
抗BCMA/CD3二重特異性抗体 |
投与経路 |
皮下注 |
適応がん種 |
再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る) |
特徴
テクベイリは、B細胞成熟抗原(BCMA)とT細胞膜上に発現するCD3に対する二重特異性モノクローナル抗体である。
T細胞上のCD3と多発性骨髄腫細胞上のBCMAの両者に結合することで、活性化したT細胞による腫瘍細胞の攻撃を誘導すると考えられている。
なお多発性骨髄腫においては、同じ作用機序を持つエルレフィオ(エルラナタマブ)が既に承認されている。
効能・効果
再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)
用法及び用量
通常、成人にはテクリスタマブ(遺伝子組換え)として、漸増期は、1日目に0.06mg/kg、その後は2~4日の間隔で0.3mg/kg、1.5mg/kgの順に皮下投与する。その後の継続投与期は、1.5mg/kgを1週間間隔で皮下投与する。なお、継続投与期において、部分奏効以上の奏効が24週間以上持続している場合には、投与間隔を2週間間隔とすることができる。
重大な副作用
サイトカイン放出症候群、神経学的事象、感染症、進行性多巣性白質脳症、血球減少、腫瘍崩壊症候群、低γグロブリン血症、間質性肺疾患
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/42914G1