概要
一般名 |
エルダフィチニブ |
商品名 |
バルバーサ |
治験薬コード |
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一般名英語表記 |
Erdafitinib |
商品名英語表記 |
BALVERSA |
種類 |
抗悪性腫瘍剤 |
種類 |
FGFR阻害剤 |
投与経路 |
経口 |
適応がん種 |
がん化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子を有する根治切除不能な尿路上皮癌 |
特徴
線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)は、通常の細胞にも発現しているチロシンキナーゼであり、細胞増殖などのシグナル伝達を担っている。
尿路上皮がんの細胞には、遺伝子異常(変異、融合遺伝子)を有するFGFR3が多く発現しており、FGFRの異常な活性化ががん細胞の増殖を引き起こしている。
バルバーサは、異常なFGFRのチロシンキナーゼ活性を阻害し、下流シグナル伝達を抑制することで、腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられている。
効能・効果
がん化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子を有する根治切除不能な尿路上皮癌
用法及び用量
通常、成人にはエルダフィチニブとして1日1回8mgを2週間経口投与し、それ以降は1日1回9mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
網膜剥離、角膜障害、高リン血症、重度の爪障害、 手足症候群、急性腎障害
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/42910H3