【メルマガコラム】希少がんセミナー開催の意義とは? [vol.41]


  • [公開日]2017.09.09
  • [最終更新日]2017.11.06

コラム

オンコロの中島です。

昨日は、国立がん研究センター中央病院 希少がんセンターで毎月開催している、希少がんセミナーの開催日でした。

今年から数えて第9回目、今月のテーマは「神経内分泌腫瘍」。講師は、国立がん研究センター中央病院 肝胆脾内科の森実 千種先生です。開催に先立ち、同病院 病院長の西田俊朗先生よりご挨拶がありました。「毎月、希少がんセンターの待合という限られたスペースで開かれており、手作りで実施しているセミナーです。学びとともに、講演をぜひ楽しんでください」。
先生方、看護師の皆さん、院内スタッフさんの熱意と愛情が込められたセミナーです。
稀ながん種は、患者会が全国で数えるほどしかなく、情報も乏しい現状があります。森実先生からは、「神経内分泌腫瘍は10万人に4人ほど」の罹患率とのご説明がありました。
患者さんやそのご家族は孤立しがちです。

毎月、このセミナーは遠方からご参加されるかたも少なくなく、熱心に聴講される風景がそこにあります。正しい情報から病気を理解していただくとともに、患者さん同士の新しい出会いの機会になるセミナーであってほしい。毎月その想いを抱きながら運営に携わっています。セミナーが終わると、ご参加の皆さん同志が笑顔で談笑されていたり、メールアドレス交換をするシーンをお見かけするたびに、本セミナーの意義を強く感じています。私自身も、新しい学びと気づきをいただく貴重な機会になっています。

明日は、小児・AYA世代のがん啓発ライブ「Rember Girls Power 2017!!」の開催日です。
新たな出会いや感動を期待し、当日皆さまと会場でお会いできますことを楽しみにしています。

中島 香織

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