放射線療法について

放射線療法は、がんの三大療法の1つで、がん細胞を死滅させるために高エネルギーの放射線を照射する治療法です。大腸がんでは、主に直腸がんに対して、手術前にがんを小さくして人工肛門を回避したり、術後の再発を抑制したりする目的で行われます(補助放射線療法)。 

身体の外から直腸とその周囲に放射線を照射します。化学療法と併用する場合がほとんどで、週5回×4~5週間、合計40~50グレイ照射するのが一般的です。手術で切除するのが難しい骨盤内に再発したがんや、骨や脳に転移したがんに対して、痛みや不快な症状を抑えるために放射線を照射することもあります。最近では一部の専門施設で先進医療として陽子線や重粒子線を用いた治療も行われています。

放射線療法には、照射が可能な部位とそうでない部位があり、特有の副作用もあります(腸炎による下痢、膀胱炎、皮膚炎など)。自分の病状が放射線療法に適しているかどうかは担当医からよく説明を受けてください。

本コンテンツは認定NPO法人キャンサーネットジャパンが出版する「もっと知ってほしい大腸がんのこと」より抜粋・転記しております。


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