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進行性/転移性軟部肉腫または骨肉腫に対するイミフィンジ+トレメリムマブ併用療法、12ヶ月無増悪生存率49%を示す

[公開日] 2022.08.19[最終更新日] 2025.01.29

この記事の3つのポイント ・進行性/転移性軟部肉腫もしくは骨肉腫患者が対象の第2相試験 ・イミフィンジ+トレメリムマブ併用療法の有効性・安全性を検証 ・12ヶ月無増悪生存率は49%と良好な抗腫瘍効果を認めた

8月5日、医学誌『The Lancet Oncology』にて進行性/転移性軟部肉腫もしくは骨肉腫患者に対する抗PD-L1抗体薬であるイミフィンジ(一般名:デュルバルマブ、以下イミフィンジ)+抗CTLA-4抗体薬であるトレメリムマブ併用療法の有効性、安全性を検証した第2相試験(NCT02815995)の結果がThe University of Texas MD Anderson Cancer CenterのNeeta Somaiah氏らにより公表された。

本試験は、進行性/転移性軟部肉腫もしくは骨肉腫患者(N=57人)に対してイミフィンジ1500mg+トレメリムマブ75mg併用療法を4サイクル実施し、4週を1サイクルとしてイミフィンジ単剤療法を最大12ヶ月投与し、主要評価項目として12ヶ月無増悪生存率(PFS)を検証したシングルアームの第2相試験である。

本試験のフォローアップ期間中央値37.2ヶ月時点における結果、主要評価項目である12ヶ月無増悪生存率(PFS)は49%(95%信頼区間:36-61%)を示した。一方の安全性として、グレード3~4の治療関連有害事象(TRAE)は、リパーゼ増加が7%(N=4人)、大腸炎が5%(N=3人)、肺炎が5%(N=3人)を示した。また、重篤な有害事象(SAE)発症率は16%(N=9人)を示し、グレード5の肺炎、大腸炎は1人の患者で確認された。

以上の第2相試験の結果よりNeeta Somaiah氏らは「進行性骨肉腫患者に対する抗PD-L1抗体薬イミフィンジ+抗CTLA-4抗体薬トレメリムマブ併用療法は良好な有効性を示しました」と結論を述べている。

Durvalumab plus tremelimumab in advanced or metastatic soft tissue and bone sarcomas: a single-centre phase 2 trial(Lancet Oncol. 2022 Aug 5;S1470-2045(22)00392-8. doi: 10.1016/S1470-2045(22)00392-8.)
ニュース 肉腫 NCT02815995トレメリムマブ

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

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