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【新発売】二重特異性抗体タービー皮下注、再発又は難治性の多発性骨髄腫の適応で発売 ヤンセンファーマ
[公開日] 2025.08.18[最終更新日] 2025.08.14
Johnson & Johnson(法人名:ヤンセンファーマ株式会社)は8月14日、再発又は難治性の多発性骨髄腫に対する治療薬として、Gタンパク質共役型受容体ファミリーCグループ5メンバーD(GPRC5D)及びCD3を標的とする二重特異性抗体「タービー皮下注3mg」、「同皮下注40mg」(一般名:トアルクエタマブ(遺伝子組換え))を発売したと発表した。
タービーは、T細胞表面に発現するCD3受容体と、多発性骨髄腫細胞表面に高発現する新規の標的であるGPRC5Dに結合する二重特異性抗体。国際共同第1/2相MonumenTAL-1試験および国内第1相MMY1003試験の結果に基づき、2025年6月24日に「再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)」を効能又は効果として、製造販売承認を取得していた。
今年5月に開催された第50回日本骨髄腫学会では、承認申請後の追加カットオフ時点における第1/2相MonumenTAL-1試験の日本人コホートの結果が発表された。同コホートにおいて、免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤及び抗CD38モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも3つの標準的な治療歴を有する再発又は難治性の多発性骨髄腫の日本人患者さんを対象に、タービーによる治療を行った結果、追跡期間中央値13.4カ月の時点で、主要評価項目である全奏効率(ORR)は77.8%を示し、55.6%が完全奏効(CR)以上の奏効を達成した。
参照元:
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