第8回OMCE 男性罹患者数第一位:前立腺がん治療の今(堀江先生)レポート
[公開日]2016.11.01 [最終更新日]2017.05.29

講演タイトル:『男性罹患率第一位:前立腺がん治療の今』
演者: 堀江 重郎 先生 (順天堂大学 泌尿器科 教授)
日時: 8月26日(金)19時
場所: 秋葉原・ジーニアスホール
今回のテーマは「男性罹患率第一位:前立腺がん治療の今」というテーマで、ご来場いただきました。
クローズドセミナーであるため全ての情報は掲載できませんがポイントとなる情報をお伝えしていきます。
今回は男性では罹患率第一位の前立腺がんの内容だったため、男性のご参加者が多くみられました。
前立腺がんの各都道府県別標準化死亡率をみると、北部、関東、九州西部に高い死亡率がみられ、60歳代の団塊の世代の罹患が高く、2020年には1995年の約6倍の68,000名強 増加すると予想されています。
前立腺がんの検診が米国では50歳以上で75%の受診に対し、日本ではわずか8%にすぎず、すでに転移した状態で発見されるケースがみられます。
特徴としては、大きく「局所的治療」と「全身的治療」に分けられ、生存率が87.9%と高いがんといえます
手術方法は、開腹、腹腔鏡、ロボット支援腹腔鏡が用いられ、特に悪性度の低い場合はロボット支援腹腔鏡手術にて、手術の質を著しく向上させました。
堀江先生のお話が理解しやすく、新たな情報を得ることができた、といったご感想が寄せられました。
ご参加頂きましたみなさん、堀江先生、本当にありがとうございました。
また、ご来場いただきました皆さまより頂戴した参加費のうち30,000円を、小児がん ・ AYA世代(15歳~29歳)のがんを支援する 樋口宗孝 がん研究基金 に寄付致しました。
今後もOMCEセミナーはさまざまなテーマで実施してまいります。ご興味があるセミナーがございましたら引き続きご参加をお願い致します。
レポート担当:中島 香織
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