中医協総会 患者申出療養第1例目を報告 運用面での課題も「制度本来の趣旨から逸脱」


  • [公開日]2016.10.21
  • [最終更新日]2017.03.08

 厚生労働省は10月19日の中医協総会に、患者申出療養の第1例目として、東京大学医学部附属病院が申請した、腹膜播種陽性または腹腔細胞診陽性の胃癌に対する「パクリタキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS-1内服併用療法」を報告した。患者申出療養は、未承認の先進的な治療と保険治療を併用する新たな保険外併用療養制度として、今年4月1日に施行された制度。この日の中医協総会では、大規模な症例数を集積する実施計画が提出されたことから、患者起点ではなく、エビデンス構築に重きが置かれているとの指摘が相次ぎ、「制度本来の趣旨から逸脱する」との声もあがった。医療機関主導の研究としては、先進医療という制度がすでにある中で、明確な線引きを行うことも求められ、実施計画書の策定など制度の運用面での課題が浮き彫りになった。

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https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/54720/Default.aspx

ニュース選定者:中島 香織
引用元:ミクスOnline
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