家族とよく相談する

 治療や療養に専念したい、会社には休職できる制度がない、職場で十分な理解や配慮が得られない、仕事を続けたいががんが障害になる、職場に迷惑をかけたくない、家族から辞めるよう勧められている、仕事への意欲を失った、など仕事との両立のむずかしさに悩み、辞めようかなと迷うことがあります。

入院期間が長くなったことを機に、治療に専念したいと考えて、辞めていく人が多いというのも現実です。重要な問題ですので、家族とよく相談して決めてください。

辞めたいときは、1か月前までに申し出る

 会社を辞めるのは、就労者の自由です。退職願を提出すれば辞めることができます。退職を申し出ることなく、いきなり会社に行かなくなるのはルール違反です。就業規則に定めがあれば、それにしたがっての手続きとなります。

 退職の意思を上司に伝え、退職日をいつにするかを相談して決めるとよいでしょう。一般的には、退職予定日の1か月前、遅くても2週間前までに申し出る必要があります。

退職すると

 退職すると、社員としての身分を失いますので、貸与されていたものはすべて返還しなければなりません。健康保険証(または組合員証)も返さなければなりません。退職に伴って、後日、会社から「雇用保険被保険者離職票」(公務員は雇用保険に加入していません)を受け取ります。

離職票は、雇用保険の失業手当(正しくは基本手当)の支給を受けるために必要なものです。会社を辞めれば退職金がもらえるとは限りません。会社にその定めがないと、支給されません。