休暇や休職することに配慮を受け、仕事の引継ぎも終えると、治療に専念できる体制が整ったことになります。仕事のことは心配無用で、しっかりと治療に専念してください。
また、治療中はなにかと費用がかさみますので、大きな心配ごとです。その備えもしておきましょう。

がんの治療

 主な治療法として、手術、放射線治療、薬物療法があります。がんの種類や病期によって治療が異なっています。手術はがんを外科的に取り除く方法、放射線治療は放射線をがん細胞に照射して死滅させて増殖を抑える治療、薬物療法は薬物を使ってがん細胞の増殖を抑える治療です。基本的にはこれらを組み合わせて治療が行われます。がんに伴う心身の苦痛を和らげるため、緩和ケアが行われることもあります。治療後、ひと段落すれば安心です。体調の回復に専念してください。

経済的な備え

 治療にかかる入院費などの費用は、がんの種類や症状、治療内容によって変わります。高額となるようであれば、「高額療養費制度」が利用できますので、前もって利用方法などを加入している医療保険に問い合わせをしたりして、確認しておくことが必要です。

 また、会社を長期に休み、給料が支給されなくなれば、加入している医療保険から「傷病手当金」の支給を受けることができます。前もって、事務担当者と請求手続きの進め方について確認しておくことが必要です。

治療中は、職場に近況を報告する

 職場の上司や同僚も心配してくれています。支援や配慮も受けています。必要に応じ、負担にならない程度で、治療の経過や回復状況、体調などの様子を電話やメールなどで伝えるようにしましょう。