7月27日、厚生労働省 薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は、「手術不能または再発乳がん」適応にてパリボシクリブ(商品名イブランス)の適応追加を了承した。早ければ、今月承認されることとなる。

イブランスは、経口サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬としてのファーストインクラスになる。サイクリン依存性キナーゼ4/6は細胞周期調節に関与する酵素でとなり細胞分裂を引き起こす。このサイクリン依存性キナーゼ4/6の阻害薬となり、細胞分裂を抑制する。(下図)

乳がんの中でも、ホルモン受容体陽性HER2陰性乳がんに使用され、閉経の有無にかかわらず使用できるのも特徴である。しかしながら、フェソロデックス(商品名フルベストラント)との併用が必要となる。

閉経後ホルモン受容体陽性HER2陰性乳がん レトロゾールとパルボシクリブの併用療法の有効性を示唆 ASCO2016(オンコロニュース2016.06.13)

進行乳がん2次治療 パルボシクリブとフルベストラント併用 QOLも改善 ECC2015(オンコロニュース2015.10.06)

乳がん 細胞分裂を制御する薬剤パルボシクリブが有効 がん進行抑制期間2倍に ASCO2015(オンコロニュース2015.06.14)

その他、ナブパクリタキセル(商品名アブラキサン)が、胃がんに対して、週3回に1回投与に対し、1週間に1回投与が可能になった。

記事:可知 健太


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