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乳癌の新薬パトリツマブの治験を受ける前に知っておいて欲しい6つのこと

[公開日] 2016.12.30[最終更新日] 2016.12.30

目次

パトリツマブの薬剤概要

製品名

未定

一般名

パトリツマブ(patritumab)

用法用量

未定(3週間に1回パトリツマブとして9mg/kg(体重)もしくは18mg/kgを静脈注射により投与する)

効能効果

未定(HER2陽性再発難治性乳癌)

主な副作用

未定(呼吸困難、低血糖、貧血、発疹、疲労、下痢、吐き気など)

製造承認日

未定

パトリツマブの作用機序

抗HER3モノクローナル抗体であるパトリツマブはHER3活性を阻害することで抗腫瘍効果を示します。HERファミリーの1つであるHER3は自身はチロシンキナーゼ活性がないため、癌細胞の生存のシグナル伝達経路を加速させまん。しかし、HER3はHER2/HER3二量体となることで癌細胞を生存させるシグナル経路であるPI3K/Akt経路を活性化させます。

パトリツマブの最新情報

1)Patritumab plus trastuzumab and paclitaxel in human epidermal growth factor receptor 2-overexpressing metastatic breast cancer

概要

HER2陽性転移性乳癌患者18人に対してハーセプチン(トラスズマブ)+タキソール(パクリタキセル)+パトリツマブ併用療法を投与し、安全性と忍容性を検証した試験。結果、パトリツマブの投与量は3週間に1回18 mg/kgまでなら安全性に問題がありませんでした。

出典

Cancer Science

配信日

2016年9月15日

パトリツマブの口コミ

医師のコメント

なし

その他医療関係者のコメント

パトリツマブの治験情報

1)Phase 1b/2 Study of U3-1287 in Combination With Trastuzumab Plus Paclitaxel in Newly Diagnosed Metastatic Breast Cancer (MBC)

HER2陽性転移性乳癌患者に対してハーセプチン+タキソール+パトリツマブ併用療法を投与し、安全性と忍容性を検証する試験。

治験の期限

2015年7月 参照 1)第一三共株式会社プレスリリース 2)患者さんのための乳がん診療ガイドライン
ニュース 乳がん パトリツマブ

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

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