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【試験開始】再発頭頸部がんに対する初回治療としてのアキャルックス+キイトルーダを評価する第3相試験、日本で開始 楽天メディカル

[公開日] 2025.08.06[最終更新日] 2025.07.31

楽天メディカル株式会社は7月29日、遠隔転移を伴わない局所再発頭頸部扁平上皮がんに対する初回治療として、光免疫療法であるアキャルックス(一般名:セツキシマブ サロタロカンナトリウム)とキイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)の併用療法を標準治療と比較する、第3相多施設共同ランダム化非盲検試験(jRCT2061250025)を日本で開始したと発表した。 アキャルックスは、キメラ型抗ヒト上皮成長因子受容体 (EGFR)に対するモノクローナル抗体であるセツキシマブと、光感受物質である色素IRDye 700DXを結合させた抗体-光感受性物質複合体からなる点滴静注用の注射剤である。2020年9月に「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」を効能・効果として、世界に先駆けて日本で製造販売承認を取得し、2021年1月より「頭頸部アルミノックス治療」として臨床導入されている。 今回の試験では、遠隔転移を伴わない局所再発の頭頸部扁平上皮がんに対する初回治療として、アキャルックスによる光免疫療法+キイトルーダの併用療法の有効性および安全性を、標準療法(キイトルーダ±化学療法)と比較評価する。 約400人の患者登録を予定しており、既に米国、台湾で実施中である。今回の日本での開始により、試験実施施設は計15以上となり、今後は米国等での実施施設の拡大や東ヨーロッパにおける試験の開始も予定しているという。 なお、現時点での日本における同試験の実施施設は、東京医科大学病院、愛知県がんセンター、京都府立医科大学附属病院、鳥取大学医学部附属病院、広島大学病院である。 参照元: 楽天メディカル プレスリリース
ニュース 頭頸部がん アキャルックスキイトルーダセツキシマブ サロタロカンナトリウムペムブロリズマブ光免疫療法扁平上皮がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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