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【承認】フリュザクラ、治癒切除不能な進行・再発の大腸がんにおける製造販売承認を取得

[公開日] 2024.09.25[最終更新日] 2024.09.25

武田薬品工業株式会社は9月24日、血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1/2/3に対して選択性を有する経口のチロシンキナーゼ阻害剤 「フリュザクラ カプセル1mg/5mg」(一般名:フルキンチニブ) について、「がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」を効能又は効果として、厚生労働省より製造販売承認を取得したことを発表した。 今回の承認は、前治療歴を有する転移性大腸がんを対象としてフリュザクラ+支持療法(BSC:Best Supportive Care)群とプラセボ+BSC群を比較検討した国際共同第3相FRESCO-2試験の結果に基づくものである。同試験における主要評価項目および重要な副次評価項目はすべて達成され、前治療の種類にかかわらず、フルキンチニブの投与を受けた患者さんで一貫した有効性が認められた。またフリュザクラは、管理可能な安全性プロファイルを示した。 なおフリュザクラは、日本においてここ10年以上の間で初の、バイオマーカーの状態にかかわらずに使用できる転移性大腸がんに対する新規分子標的治療薬である。 参照元:
武田薬品工業株式会社 ニュース
ニュース 大腸がん フリュザクラ

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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