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大腸がんの治験・臨床試験を日欧米3施設で共有するグローバルデータシェアリング体制を構築

[公開日] 2022.08.15[最終更新日] 2022.08.15

8月4日、国立がん研究センターは、同センター東病院と米The ARCAD Foundation(ARCAD財団)と米Mayo Clinic(メイヨークリニック)の3施設が収集する治験・臨床試験データを共有し、大腸がん領域約4万3000例のデータシェアリング環境を構築したと発表した。

同センター東病院では、2021年9月に「ARCADアジア」の運営を開始。ARCADアジアは、アジアを中心に過去に実施された治験・臨床試験のデータの収集・統合を行い、医薬品の研究開発などへ利活用することを目的としたデータシェアリング事業だ。一方、欧米ではARCAD財団とメイヨークリニックが2000年代後半より「ARCADデータベースプロジェクト」を開始しており、同プロジェクトでは進行/再発大腸がんの臨床試験データを統合している。2021年9月には、同センターとARCAD財団との間で基本合意が締結され、日米欧の3つのデータセンターで同じデータベースを保有した世界的共同研究の仕組みが完成していた。

今回、2022年6月30日に同センター東病院がメイヨークリニックにARCADアジアデータベースを共有。アジアで実施された6試験・974例のデータがメイヨークリニック管理下の欧米50試験4万2095例に加わったことで計56試験・約4万3000例の世界的なデータベースとなった。

(図:ARCADデータベースの構築 画像はリリースより)

同センター東病院消化管内科長の吉野孝之医師は、プレスリリースにて「ARCADデータベースがアジアに拡大されたことは喜ばしいことです。ARCADデータベースにアジアのデータを加えることで、例えば人種差などを正確に調べることができるようになります。また、アジアの研究者が世界をリードする人材に成長するきっかけになる可能性もあります。ARCADデータベースプロジェクトは、大腸がんのデータベースだけでなく、他のがん種を含むより大規模で包括的なデータベースに成長するよう努力しています」と述べている。

ARCADアジア(Aide et Recherche en Cancérologie Digestive Asia)とは 各製薬企業などとの間でデータ提供に関する共同研究契約を結び、コンソーシアム内におけるデータシェアリング体制を構築している。今後アジアに多いがんの種類の拡大も視野に入れ、まずは切除不能進行再発(ステージ4)大腸がんの治験・臨床試験データを対象にシェアリングを開始した。東病院内に「ARCADアジア運営事務局およびデータセンター」を設置し、プロジェクトを推進している。2022年7月現在、ARCADアジアと企業・アカデミア等のデータ提供者との間で、大腸がんの臨床試験データ計11試験・2974例の契約締結を完了し、データ統合の作業を進めている。

参照元:
国立がん研究センター プレスリリース
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