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治療歴のあるプラチナ系抗がん剤抵抗性卵巣がんに対するNavicixizumab+パクリタキセル併用療法、客観的奏効率43.2%を示すJournal of Clinical Oncologyより


  • [公開日]2022.05.11
  • [最終更新日]2022.05.10
この記事の3つのポイント
・治療歴のあるプラチナ系抗がん剤抵抗性卵巣がん患者が対象の第1b相試験
・Navicixizumab(ナビシキズマブ)+パクリタキセル併用療法の有効性安全性を検証
用量制限毒性は1人の患者でも認めず、客観的奏効率は43.2%を示した

4月19日、医学誌『Journal of Clinical Oncology』にて治療歴のあるプラチナ系抗がん剤抵抗性卵巣がん患者に対するNavicixizumab+パクリタキセル併用療法の有効性、安全性を検証した第1b相試験の結果がThe University of Texas MD Anderson Cancer CenterのSiqing Fu氏らにより公表された。

本試験は、治療歴のあるプラチナ系抗がん剤抵抗性卵巣がん患者に対して28日を1サイクルとして2週毎にNavicixizumab3~4mg/kg+0、7、14日目にパクリタキセル80mg/m2併用療法を実施し、主要評価項目として安全性を検証したオープンラベルランダム化の第1b相試験である。

本試験の結果、最も多くの患者で確認されたグレード3もしくは4の治療関連有害事象(TRAE)は、高血圧が40.9%、好中球減少症が6.8%、血小板減少性が4.5%を示した。なお、グレード1~2の肺高血圧症は18.2%の患者で確認されている。用量制限毒性(DLT)は1人の患者でも確認されなかった。

客観的奏効率(ORR)は43.2%(95%信頼区間:28.3-59.0%)を示した。また、前治療歴としてベバシズマブ歴のある患者の客観的奏効率(ORR)は33.3%(95%信頼区間:17.3-52.8%)、ベバシズマブナイーブ患者では64.3%(95%信頼区間:35.1-87.2%)であった。奏効持続期間(DOR中央値は6ヶ月(95%信頼区間:5.4ヶ月-未到達)であった。

以上の第1b相試験の結果よりSiqing Fu氏らは「治療歴のあるプラチナ系抗がん剤抵抗性卵巣がん患者に対するNavicixizumab+パクリタキセル併用療法は、ベバシズマブ治療歴の有無に関わらず抗腫瘍効果を示し、安全性も管理可能な内容でした」と結論を述べている。

Phase Ib Study of Navicixizumab Plus Paclitaxel in Patients With Platinum-Resistant Ovarian, Primary Peritoneal, or Fallopian Tube Cancer(J Clin Oncol. 2022 Apr 19;JCO2101801. doi: 10.1200/JCO.21.01801.)

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