• 検索
  • 相談
  • お知らせ
    2
  • メニュー
  • がん種
  • 特集
  • 治験
  • リサーチ
  • イベント
  • 体験談
  • 患者会
  • 辞典
  • お役立ち

再発/難治性多発性骨髄腫に新療法、カイプロリス+ダラザレックス+デキサメタゾン併用が可能に

[公開日] 2020.12.07[最終更新日] 2020.12.07

11月27日、小野薬品工業株式会社は、再発/難治性の多発性骨髄腫に対するプロテアソーム阻害剤であるカイプロリス(一般名:カルフィルゾミブ)点滴静注用10mg、40mg(以下カイプロリス)について、カイプロリスの週2回のレジメンで、デキサメタゾンとダラザレックス(一般名:ダラツムマブ、以下ダラザレックス)と併用する新たな治療法(DKd療法)が可能になったと発表した。

多発性骨髄腫は血液がんの一種で、骨髄内の形質細胞の異常によって発症する。日本での患者数は約2万5千人と報告されている。多発性骨髄腫の治療法は複数あるが、寛解と再発を繰り返しながら進行したり、どの治療法も有効性を示せなくなる。長期的な治療では、副作用や合併症が出現したりなど難渋する症例が少なくない。そのため、新たな治療薬の開発が期待されている。

今回の併用療法の追加は第3相CANDOR試験(ONO-7057-07)の結果に基づくもの。CANDOR試験では、1~3回の治療歴がある再発/難治性多発性骨髄腫患者(N=466人)を対象に、カイプロリス+デキサメタゾン+ダラザレックス併用療法(DKd、N=312人)とカイプロリス+デキサメタゾンの併用療法(Kd、N=154人)を比較し、無増悪生存期間(PFS)、奏効率(ORR)、微小残存病変(MRD)などを検討した。

同試験の結果、主要評価項目であるPFSはDKd群で未到達、Kd群で15.8ヵ月であり、病勢進行または死亡リスクを37%軽減し、統計学的有意に延長した(HR:0.63、95%信頼区間:0.464-0.854、p=0.0014)。なお、安全性プロファイルはこれまでの報告と一貫していた。

今回の追加承認により、カイプロリスの週2回のレジメンにおいて、カイプロリス+デキサメタゾン+ダラザレックス併用療法の投与も可能になったことで、より高い治療効果が期待される。

カイプロリスとは カイプロリスは高い選択性を有するプロテアソーム阻害剤。プロテアソームは細胞内に存在する酵素複合体のことで、ポリユビキチン化されたタンパクを分解する作用を有し、細胞の増殖、分化および機能的細胞死を制御している。カイプロリスはプロテアソームを阻害することにより、骨髄腫細胞の機能的細胞死を誘導する。
日本では2016 年に再発/難治性の多発性骨髄腫の治療薬としてカイプロリス+レナリドミド+デキサメタゾンの3 剤併用療法で製造販売承認を取得して以来、カイプロリス+デキサメタゾンの2 剤併用療法も承認されていた。

参照元:
小野薬品工業株式会社 ニュースリリース
ニュース 多発性骨髄腫 カルフィルゾミブ

治験・臨床試験

一覧を見る

リサーチ・調査

一覧を見る

ニュース

一覧を見る

イベント

一覧を見る

患者会

一覧を見る

電話受付:平日(月〜金)10:00-18:00

2025年08月12日
ニュース 前立腺がん
2025年08月12日
ニュース 前立腺がん
2025年08月08日
ニュース 多発性骨髄腫
2025年08月08日
ニュース 膵臓がん
2025年08月07日
ニュース 乳がん
2025年08月07日
ニュース 乳がん がん全般 検査
2025年08月06日
ニュース 卵巣がん
2025年08月06日
ニュース 頭頸部がん
2025年08月05日
ニュース 多発性骨髄腫
2025年08月05日
ニュース 乳がん