■この記事のポイント

・11月30日、厚生労働省は薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を開催して、抗がん剤3種の適応追加と新規効能を了承

・進行非小細胞肺がんのオプジーボ、多発性骨髄腫のレブラミド、皮膚T細胞性リンパ腫がタルグレチン

・医薬品第二部会にて了承されたことにより、これらの薬剤は今年中に承認される可能性が高い


11月30日、厚生労働省は薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を開催して、以下の効能追加と新規効能を了承しました。

◆ニボルマブ(商品名オプジーボ)
切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんとしての使用を了承。従来は「根治切除不能な悪性黒色腫」のみでしたが、使用範囲が広がりました。
臨床上の位置づけは、プラチナ製剤系の抗がん剤の治療歴を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんに対する治療選択肢の1つとなります。本品目は優先審査品目に指定されていました。

◆レナリドミド(商品名レブラミド)
再発性または難治性でない多発性骨髄腫としての使用を了承。これにより多発性骨髄腫全般に使用できるようになりました。

◆ベキサロテン(商品名タルグレチン)
皮膚T細胞性リンパ腫としての使用を了承。
臨床上の位置づけは、皮膚T細胞性リンパ腫に対する治療選択肢の1つとなります。本品目は希少疾病用医薬品に指定されていました。

その他、開発中のHBI-800が「末梢性T細胞リンパ腫」として希少疾病用医薬品の指定が了承されています。

薬事・食品衛生審議会とは
厚生労働省に属する医薬品を承認する過程における審査機関となります。領域ごと一部会と二部会に分かれており、抗腫瘍薬は第二部会にて審議されます。この審議会で了承を得た医薬品等は、1~2カ月程度で厚生労働省より承認される可能性が高いです。よって、まだ正式に承認されているわけではありませんが、近いうちに承認されるであろうことが期待されます。

記事:可知 健太


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