ESMO広報担当であるAndrés Cervantes教授(バレンシア大学)は「これにより、化学療法を変更して増悪後も同じ抗EGFR抗体薬によって治療が可能なKRAS、NRAS、BRAFおよびPIK3CA遺伝子の野生型を有する特定の患者群に対する新しい治療方法が分かりました。本試験におけるITT解析では有効な結果が得られていませんが、変異のない患者にとってこのアプローチは有効です」と述べています。
ESMO(英語サイト)
World GI 2015 Press Release: Second-line Cetuximab Active Beyond Progression in Quadruple Wild-type Patients with Metastatic Colorectal Cancer
海外癌医療情報リファレンス参照
四重野生型転移性大腸がん患者における二次治療でセツキシマブの継続使用が有効―第17回世界消化器がん学会プレスリリース/欧州臨床腫瘍学会(ESMO2015)
記事:可知 健太
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