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慢性リンパ性白血病 BCL-2阻害薬venetoclax第2相試験で腫瘍抑制効果

[公開日] 2015.08.25[最終更新日] 2015.08.25

8月12日、スイスのF. ホフマン・ラ・ロシュは、17番染色体短腕(17p)欠失の再発もしくは難治性慢性リンパ性白血病(CLL)患者を対象にした第2相臨床試験においてBCL-2阻害薬venetoclaxに抗腫瘍効果が認められたことを発表しました。 venetoclaxは細胞のアポトーシス(細胞死)が起こるときに重要な働きをするBCL-2蛋白を阻害する低分子化合物で、米国食品医薬品局(FDA)によって17p欠失CLLの既存治療に対するBreakthrough Therapy(ブレークスルー・セラピー:画期的治療薬)として認定を受けています。 この臨床試験では、17p欠失の再発もしくは難治性CLL患者に対するvenetoclaxの単剤投与により、臨床的に意義のあるがん細胞の減少(ORR)が見られ、当該臨床試験における主要評価項目を達成したとのことです。 臨床試験での詳細な結果は、今後開催される学会で発表されるそうです。 また、venetoclaxは2015年末までにFDA、欧州医薬品局(EMA)への承認申請が計画されています。 F. ホフマン・ラ・ロシュのプレスリリース(英語)はコチラ 【上記試験の詳細】 clinical trials.gov(英語) 【17p欠失慢性リンパ性白血病とは】 17番染色体短腕(17p)欠失慢性リンパ性白血病患者は予後が悪く、既存の薬剤治療では効果を示さないことが分かっています。17番染色体上にはアポトーシス(細胞死)を制御するp53遺伝子が存在していることが原因であるとされています。17pの欠失は未治療の慢性リンパ性白血病患者のうち3~10%、再発・難治性では30~50%の患者に存在するとされています。 記事;川村 千恵
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