目次
<一般的な説明>
試験概要
この試験は、悪性胸膜中皮腫患者への第一選択治療としてBBI608とペメトレキセド(アリムタ)とシスプラチン(ブリプラチン)の3剤を併用投与します。試験はどの薬剤が投与されるか分かる状態で行われます。なお、第1相試験パートでは非小細胞肺がん患者も本試験の対象になります。治験薬剤の説明
がん幹細胞は、言わばがんの元となる細胞です。厄介なことに既存の抗がん剤はがん細胞に効果が出ても、がん幹細胞には効果が出にくいと言われています。BBI608はがん幹細胞のSTAT3経路というアポトーシス誘導(細胞自殺)に関わる経路を抑制することにより、がん細胞だけではなく、がん幹細胞の増殖を抑制する効果を示します。よって、がん幹細胞阻害薬ともいわれています。主な参加条件等
この試験の対象となりうる方
- 20歳以上の方
- 悪性胸膜中皮腫または非小細胞肺がんと診断された方(第2相試験は悪性中皮腫患者のみ)
- RECIST 1.1という指標による画像診断にて測定可能な腫瘍を有する 方
- パフォーマンスステータスが0又は1の方
この試験の対象とならない方
- 過去に抗がん療法として化学療法や放射線療法を受けたことのある方
- 現在、ホルモン療法や免疫療法等を受けている方
- その他のがんを合併している方
- 臨床的に重要な消化器疾患等の疾患をお持ちの方
臨床試験公開情報
JAPIC No : ----- ClinicalTrials.gov Identifier : NCT02347917 (最終更新日2015/2/15)詳細はコチラ治験概要
A Study of BBI608 in Combination With Pemetrexed and Cisplatin in Adult Patients With Malignant Pleural Mesothelioma(悪性胸膜中皮腫の成人患者に対するBBI608とペメトレキセドとシスプラチンの併用療法試験)
対象がん種 | 悪性胸膜中皮腫、非小細胞肺がん |
フェーズ | P1, P2 |
実施期間 | 2015年2月~2015年5月 |
実施国 | 日本 |
目標症例 | 26 |
状況 | 募集中 |
手法 | 非ランダム化、オープンラベル |
被験薬名 | BBI608(一般名:-----、商品名:-----) |
種類 | 分子標的薬(がん幹細胞阻害) |
投与経路 | 経口投与 |