急性骨髄性白血病の新薬DFP-10917について

血液の癌である急性骨髄性白血病は、骨髄における白血病細胞が異常に増殖し、正常な造血機能が阻害され、白血球減少・貧血・血小板減少などの症状が出ます。この病気の標準治療はアントラサイクリン+シタラビンによる化学療法で、この治療を受けた約80%の患者の治癒が期待されています。

血液の癌の中では比較的治癒の期待できる急性骨髄性白血病ですが、これはあくまでも標準的な治療を受けられる若年性急性骨髄性白血病患者さんに限り、高齢急性骨髄性白血病患者さんは年齢、PS、合併症の有無次第ではアントラサイクリン+シタラビンによる標準治療に耐えることができない可能性もあります。そこで期待されている新薬が、

DFP-10917

です。DFP-10917はシタラビンなど既存の抗がん剤とは異なる作用メカニズムを有し、低用量で長期間持続的に投与することにより、強力な化学療法に不適応な急性骨髄性白血病患者さんにも使用できるのです。

DFP-10917の薬剤概要

製品名

未定

一般名

DFP-10917

用法用量

未定

効能効果

未定(再発・難治性の急性骨髄性白血病)

主な副作用

未定(下痢)

製造承認日

未定

製造・販売会社

Delta-Fly Pharma株式会・日本新薬株式会社

DFP-10917の作用機序

DFP-10917は新規のデオキシシチジン誘導体で、低用量の持続投与により腫瘍細胞のDNAに取り込まれた後、DNA鎖の切断を引き起こすことで殺細胞活性を示します

DFP-10917の最新文献

1)Results of a Phase I/II Study of DFP-10917, a Nucleoside Analog, Given By Continuous Infusion (CI) in Patients (pts) with Relapsed or Refractory Acute Leukemia

文献の概要

再発難治性急性骨髄性白血病患者さんに対してDFP-10917を投与し、その安全性、忍容性を設定する試験。結果、DFP-10917の耐容量は6mg/m2/日であることが判った。

文献の出典

blood

文献の発刊日

2015年

DFP-10917の口コミ

その他医療関係者のコメント

DFP-10917の治験情報

1)Phase I/II Study of DFP-10917 in Patients With Acute Leukemia

治験の概要

再発難治性急性骨髄性白血病患者さんに対してDFP-10917を7日間もしくは14日間連続投与し、その安全性、有効性を示す容量を探索する治験

治験の期限

2017年12月

参考資料

1)Delta-Fly Pharma株式会社プレスリリース
2)日本新薬株式会社プレスリリース
3)造血器腫瘍診療ガイドライン


造血器腫瘍診療ガイドライン


この記事に利益相反はありません。

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