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肝移植について

[公開日] 2014.03.01[最終更新日] 2014.03.01

 肝移植は、肝臓がんの人の肝臓をすべて摘出し、健康な人の肝臓の一部、または脳死した人の肝臓の全部を移植する、再生能力が高い肝臓ならではの治療です。手術の適応(ミラノ基準)や実施できる医療機関は厳しく条件づけられています。  肝移植には、「生体肝移植」と「脳死肝移植」があります。いずれの場合も肝臓がんの患者さんの肝臓をすべて摘出し、前者では健康な人の肝臓の一部を、後者では脳死した人の肝臓のすべてを移植します。日本では、ここ10年ほど毎年400~500件の生体肝移植が行われています。一方、脳死肝移植は、臓器移植法改正後も年間40件程度です。  わが国では、脳死肝移植に対しては厳しい施設基準が設けられ、実施できる医療機関が限定されています。肝移植の適応条件も「ミラノ基準(健康保険適用条件)」として厳格に定められています。すなわち、65歳以下で、肝機能が悪く(肝障害度C)、がんの大きさが5cm以下で1個、または3cm以下で3個以内、かつ脈管侵襲や遠隔転移がないことです。また、医療機関によっては全額自費で、ミラノ基準を超えた条件で移植を行うこともあります。  生体肝移植の場合、肝臓を提供するドナーと、肝臓をもらう患者さん(レシピエント)、および近しい第三者(家族)を交え、医師、看護師、移植コーディネーターなどが異なる立場から念入りに説明を行い、同意を得たうえで手術の準備に入ります。  移植手術が終わるとドナーは10日~2週間後に、患者さんは感染と拒絶反応に注意しながら経過観察を行い、1~2か月後に退院となります。退院後、患者さんは免疫抑制剤を一生涯飲まなければなりませんが、肝移植の5年生存率は70~80%と高い根治性が期待できる治療法です。 本コンテンツは認定NPO法人キャンサーネットジャパンが2014年3月に作成した「もっと知ってほしい肝臓がんのこと」より抜粋・転記しております。
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