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タグリッソ治療後のEGFR変異陽性非小細胞肺がんに対するライブリバント+ラズクルーズ+アバスチン、良好な抗腫瘍効果を示す ELCC 2025

[公開日] 2025.04.14[最終更新日] 2025.04.14

この記事の3つのポイント ・タグリッソ治療後のEGFR変異陽性非小細胞肺がんを対象とした第1相のETOP AMAZE-lung試験 ・ライブリバント+ラズクルーズ+アバスチン併用療法の有効性・安全性を検討 ・3剤併用による高い忍容性と持続的な効果を示す
2025年3月26日~29日、 フランス・パリで開催された2025年欧州肺がん会議(European Lung Cancer Congress 2025)にて、タグリッソ(一般名:オシメルチニブ)治療中に病勢進行が認められたEGFR変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)に対するライブリバント(一般名:アミバンタマブ)+ラズクルーズ(一般名:ラゼルチニブ)+アバスチン(一般名:ベバシズマブ)併用療法の有効性、安全性を検証した第1相のETOP AMAZE-lung試験の結果が公表された。 ETOP AMAZE-lung試験は、オシメルチニブ治療中に病勢進行したEGFR変異陽性NSCLC患者に対して、ライブリバント+ラズクルーズ+アバスチン併用療法を投与し、主要評価項目として客観的奏効率(ORR)を検証した試験である。 本試験の結果、主要評価項目である12週時点のORRは33%を示し、事前に設定された達成基準値(ORR>20%)を満たした。評価対象患者61例における奏効率のうちわけは、病勢安定率(SD)が51%、部分奏効率(PR)が39%、病勢進行率(PD)が5%、評価不能が5%を示した。奏効持続期間(DOR)中央値は13.9か月(95%信頼区間:8.3か月-未到達)、無増悪生存期間(PFS)中央値は10.9か月(95%信頼区間:5.3か月-未到達)、全生存期間(OS)中央値は15.5か月(95%信頼区間:12.3か月-未到達)を示した。 一方の安全性として、グレード3-4の治療関連有害事象(TRAE)発症率は43%の患者で確認された。約20%の患者がTRAEによりいずれかの薬剤の投与を中止した。最も多かったグレード3-4のTRAEは、ざ瘡様発疹(にきび様発疹)および紅斑丘疹性発疹であった。 以上のETOP AMAZE-lung試験の結果より、Toulouse University HospitalのJulien Mazières氏は、「ライブリバント+ラズクルーズ+アバスチンは持続的な抗腫瘍活性を示し、タグリッソ後の化学療法を使用しない有望な治療となります」と結論付けた。 参照元: Amivantamab, lazertinib and bevacizumab in EGFR-mutant advanced NSCLC with acquired resistance to 3rd generation EGFR-TKI - Final results from the phase II ETOP AMAZE-lung trial.(ELCC 2025)
ニュース 肺がん EGFRアバスチンアミバンタマブベバシズマブライブリバントラズクルーズラゼルチニブ非小細胞肺がん

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

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