• 検索
  • 相談
  • お知らせ
    2
  • メニュー
  • がん種
  • 特集
  • 治験
  • リサーチ
  • イベント
  • 体験談
  • 患者会
  • 辞典
  • お役立ち

根治切除後ハイリスク悪性黒色腫(メラノーマ)に対する術後補助療法としてのキイトルーダ、主要評価項目である無再発生存期間(RFS)を有意に延長する

[公開日] 2018.01.17[最終更新日] 2025.01.29

2018年1月8日、根治切除後のハイリスク悪性黒色腫(メラノーマ)患者に対する術後補助療法としてのペムブロリズマブ(商品名キイトルーダ;以下キイトルーダ)単剤療法の有効性を検証した第III相のEORTC1325/KEYNOTE-054試験(NCT02362594)の中間解析結果が欧州がん治療研究機構(EORTC)、メルク・アンド・カンパニーにより公表された。 EORTC1325/KEYNOTE-054試験とは、根治切除後のステージIIIA/IIIB/IIIC悪性黒色腫(メラノーマ)患者(N=1019人)に対して21日を1サイクルとして1日目にキイトルーダ200mgを最大1年間術後化学療法として投与する群、または21日を1サイクルとして1日目にプラセボを最大1年間術後化学療法として投与する群に無作為に振り分け、主要評価項目として無再発生存期間(RFS)、副次評価項目として全生存期間(OS)などを比較検証した第III相の試験である。 本試験の独立データモニタリング委員会による中間解析の結果、主要評価項目である無再発生存率(RFS)はキイトルーダ単剤療法により病勢進行または死亡(PFS)のリスクが43%(ハザード比:0.57,98.4%信頼区間:0.43-0.74,P<0.0001)統計学的有意に減少することを示し、主要評価項目を達成した。 一方の安全性に関しては、過去に悪性黒色腫(メラノーマ)患者を対象にした臨床試験で確認されたキイトルーダ単剤療法の安全性プロファイルと一致していた。 以上のEORTC1325/KEYNOTE-054試験の中間結果を受けて、メルク・アンド・カンパニー研究開発本部シニアバイスプレジデント・がん領域後期開発部門長であるRoger Dansey氏は以下のように述べている。”本試験は欧州がん治療研究機構(EORTC)と共同実施した臨床試験であり、本試験によりハイリスク悪性黒色腫(メラノーマ)患者に対するキイトルーダ単剤療法の潜在的有用性が証明されました。” また、Gustave Roussy Cancer InstituteのAlexander Eggermont氏は以下のように述べている。”本試験の結果は悪性黒色腫(メラノーマ)治療に対して重大な進歩をもたらし、近い将来悪性黒色腫(メラノーマ)の治療に変革を与えるでしょう。” なお、本試験は副次評価項目である全生存期間(OS)などを検証するため、今後も継続して実施される予定である。
ニュース 皮膚がん キイトルーダペムブロリズマブ免疫チェックポイント阻害薬

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

治験・臨床試験

一覧を見る

リサーチ・調査

一覧を見る

ニュース

一覧を見る

イベント

一覧を見る

患者会

一覧を見る

電話受付:平日(月〜金)10:00-18:00

2025年08月21日
ニュース 膀胱がん
2025年08月21日
ニュース 卵巣がん
2025年08月20日
ニュース 乳がん 高齢
2025年08月20日
ニュース 腎臓がん
2025年08月19日
ニュース 腎臓がん
2025年08月18日
ニュース 膀胱がん
2025年08月18日
ニュース 多発性骨髄腫
2025年08月15日
ニュース 乳がん
2025年08月15日
ニュース 胃がん
2025年08月14日
ニュース 肺がん