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タフィンラー(ダブラフェニブ)

[公開日] 2023.08.01[最終更新日] 2023.08.01

概要

一般名 ダブラフェニブメシル酸塩
商品名 タフィンラー
治験薬コード
一般名英語表記 Dabrafenib Mesilate
商品名英語表記 Tafinlar
種類 BRAF阻害剤
投与経路 内服
適応がん種 BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫、BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

特徴

細胞増殖に関わるシグナルを伝えるタンパク質のひとつに、RAFと呼ばれるものがあります。 がん細胞において、RAFの一種であるBRAF遺伝子に変異が入ることで、異常なBRAFタンパク質が作られると、細胞の増殖シグナルが過剰に亢進し、がんの増殖を促します。 タフィンラーは、この異常なBRAFを阻害することによって、がん細胞の増殖を抑える働きを持つと考えられています。 同じ作用機序を持つ薬に、ゼルボラフ(一般名:ベムラフェニブ)、ビラフトビ(一般名:エンコラフェニブ)があります。

効能・効果

・BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫 ・BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

用法及び用量

<悪性黒色腫> 通常、成人にはダブラフェニブとして1回150mgを1日2回、空腹時に経口投与する。ただし、術後補助療法の場合には、トラメチニブと併用し、投与期間は12ヵ月間までとする。なお、患者の状態により適宜減量する。 <非小細胞肺癌> トラメチニブとの併用において、通常、成人にはダブラフェニブとして1回150mgを1日2回、空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

重大な副作用

有棘細胞癌、悪性腫瘍(二次がん)、心障害、肝機能障害、静脈血栓塞栓症、脳血管障害

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291046
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