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KRAS G12C遺伝子変異陽性転移性大腸がんに対する二次治療としてのルマケラス+パニツムマブ、抗腫瘍効果を示す

[公開日] 2024.02.26[最終更新日] 2024.02.26

この記事の3つのポイント ・KRAS G12C遺伝子変異陽性転移性大腸がんが対象の第1b相CodeBreaK 101試験 ・KRASG12C阻害薬ルマケラス+抗EGFR抗体薬パニツムマブ併用療法の有効性・安全性を検証 ・併用による有望な有効性・安全性を示す
2024年01月18~24日、米国・サンフランシスコにて開催された2024 ASCO Gastrointestinal Cancers Symposiumにて、KRAS G12C遺伝子変異陽性転移性大腸がんに対する二次治療としてのKRASG12C阻害薬ルマケラス(一般名:ソトラシブ)+抗EGFR抗体薬ベクティビックス(一般名:パニツムマブ)併用療法の有効性、安全性を検証した第1b相CodeBreaK 101試験(NCT04185883)の結果がMemorial Sloan Kettering Cancer CenterのRona Yaeger氏らにより公表された。 CodeBreaK 101試験は、KRAS G12C遺伝子変異陽性転移性大腸がん患者に対する二次治療として、1日1回ルマケラス960mg+2週1サイクルでベクティビックス6mg/kgを投与し、主要評価項目として安全性、副次評価項目として客観的奏効率(ORR)、病勢コントロール率(DCR)などを検証した試験である。 本試験に登録された20人の患者背景は、性別が女性50%、年齢中央値が60歳、前治療歴は全例がフルオロピリミジンベースの抗がん剤治療歴を有し、また85%(N=17人)はオキサリプラチンベースの抗がん剤治療歴があった。 主要評価項目である全グレードの治療関連有害事象(TRAE)発症率は95%(N=19人)であり、ざ瘡様皮膚炎が60%、乾燥肌が55%、そう痒症が45%、低マグネシウム血症が30%であった。グレード3以上のTRAE発症率は20%(N=4人)であり、疲労、低マグネシウム血症、食欲低下、発疹がそれぞれ5%で確認された。なお、グレード4以上のTRAE)の発症、TRAEによる治療の中止あるいは死亡は、いずれの患者でも確認されなかった。 副次評価項目であるORRは30%(95%信頼区間:11.9%-54.3%)、DCRは90%(95%信頼区間:68.3%-98.8%)を示した。フォローアップ期間中央値11.3ヶ月時点における無増悪生存期間(PFS)の中央値は8.3ヶ月(95%信頼区間:4.3-14.1ヶ月)を示した。 以上の結果よりMemorial Sloan Kettering Cancer Center・Rona Yaeger氏らは、「KRAS G12C遺伝子変異陽性転移性大腸がんに対する二次治療としてのKRASG12C阻害薬ルマケラス+抗EGFR抗体薬ベクティビックス併用療法は、良好な抗腫瘍効果を示しました。また、安全性も既存の臨床試験で確認されている安全性プロファイルと一致しており、新たに確認された有害事象はありませんでした」と結論付けた。 参照元:
A phase 1b study of sotorasib combined with panitumumab as second-line treatment of KRAS G12C-mutated colorectal cancer.(ASCO GI 2024)
ニュース 大腸がん ルマケラス

山田創

製薬会社、オンコロジーメディアの運営を経て、フリーのメディカルライターへ転身。Twitterアカウント「@So_Yamada_」

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