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概要

一般名 カルボプラチン
商品名 パラプラチン
治験薬コード
一般名英語表記 Carboplatin
商品名英語表記 PARAPLATIN
種類 白金製剤
種類
投与経路 注射
適応がん種 頭頸部癌,肺小細胞癌,睾丸腫瘍,卵巣癌,子宮頸癌,悪性リンパ腫,非小細胞肺癌,乳癌

以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
小児悪性固形腫瘍(神経芽腫・網膜芽腫・肝芽腫・中枢神経系胚細胞腫瘍,再発又は難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫

特徴

カルボプラチンは白金製剤に分類される抗がん剤の一種です。がん細胞が分裂する際に、最初に細胞核内にある遺伝子の本体であるDNAが合成され複製されます。DNAが複製されるためには、まずDNAの二本鎖をほどく必要があります。カルボプラチンを投与するとDNAの二本鎖に橋をかけるようにつながり(架橋反応といいます)複製を阻害することによりがん細胞を死滅させます。2017年2月現在、頭頸部癌、肺小細胞癌、睾丸腫瘍、卵巣癌、子宮頸癌、悪性リンパ腫、非小細胞肺癌、乳癌、小児悪性固形腫瘍に適応があります。

効能・効果

用法及び用量

1. 頭頸部癌,肺小細胞癌,睾丸腫瘍,卵巣癌,子宮頸癌,悪性リンパ腫,非小細胞肺癌の場合
通常,成人にはカルボプラチンとして,1日1回300~400mg/m2(体表面積)を投与し,少なくとも4週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。なお,投与量は,年齢,疾患,症状により適宜増減する。

2. 乳癌の場合
トラスツズマブ(遺伝子組換え)及びタキサン系抗悪性腫瘍剤との併用において,通常,成人にはカルボプラチンとして,1日1回300~400mg/m2(体表面積)を投与し,少なくとも3週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。なお,投与量は,患者の状態により適宜減ずる。

3. 小児悪性固形腫瘍(神経芽腫・網膜芽腫・肝芽腫・中枢神経系胚細胞腫瘍,再発又は難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫)に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合
(1) 神経芽腫・肝芽腫・中枢神経系胚細胞腫瘍,再発又は難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合
イホスファミドとエトポシドとの併用療法において,カルボプラチンの投与量及び投与方法は,カルボプラチンとして635mg/m2(体表面積)を1日間点滴静注又は400mg/m2(体表面積)を2日間点滴静注し,少なくとも3~4週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。 なお,投与量及び投与日数は疾患,症状,併用する他の抗悪性腫瘍剤により適宜減ずる。 また,1歳未満もしくは体重10kg未満の小児に対して,投与量には十分配慮すること。
(2) 網膜芽腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法の場合 ビンクリスチン硫酸塩とエトポシドとの併用療法において,カルボプラチンの投与量及び投与方法は,カルボプラチンとして560mg/m2(体表面積)を1日間点滴静注し,少なくとも3~4週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。 ただし,36ヵ月齢以下の患児にはカルボプラチンを18.6mg/kgとする。 なお,投与量及び投与日数は疾患,症状,併用する他の抗悪性腫瘍剤により適宜減ずる。

4. 本剤投与時,投与量に応じて250mL以上のブドウ糖注射液又は生理食塩液に混和し,30分以上かけて点滴静注する。

重大な副作用

汎血球減少、ショック,アナフィラキシー間質性肺炎、急性腎不全、ファンコニー症候群、肝不全,肝機能障害,黄疸消化管壊死,消化管穿孔,消化管出血,消化管潰瘍出血性腸炎,偽膜性大腸炎、麻痺性イレウス、脳梗塞、肺梗塞、血栓・塞栓症、心筋梗塞,うっ血性心不全、溶血性尿毒症症候群、急性呼吸窮迫症候群、播種性血管内凝固症候群、急性膵炎、難聴、白質脳症、腫瘍崩壊症候群

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291403A1


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