ベスポンサ(イノツズマブ オゾガマイシン)


  • [公開日]2019.07.11
  • [最終更新日]2019.07.11

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

概要

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一般名 イノツズマブ オゾガマイシン
商品名 ベスポンサ
治験薬コード
一般名英語表記 inotuzumab ozogamicin
商品名英語表記 Besponsa
種類 ADC(抗体薬物複合体)
種類 抗腫瘍性抗生物質結合抗CD22モノクローナル抗体
投与経路 注射
適応がん種 CD22陽性急性リンパ性白血病

特徴

急性リンパ性白血病(ALL)の約80%はB細胞由来であり、かつB細胞由来ALLの約99%はCD22陽性細胞です。

ベスポンザはイノツズマブ(ヒト化抗CD22モノクローナル抗体)にオゾガマイシン(細胞傷害性抗腫瘍性抗生物質)を結合させた抗体薬物複合体(ADC)であり、再発または難治性のCD22陽性の急性リンパ性白血病の適応を有しています。

べスポンザはCD22抗原発現した白血病細胞に特異的に結合し細胞内に取り込まれた後にオゾガマイシンがDNA二本鎖を切断することにより腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられています。

効能・効果

CD22陽性急性リンパ性白血病

用法及び用量

通常、成人にはイノツズマブ オゾガマイシン(遺伝子組換え)として1日目は0.8mg/m2(体表面積)、8及び15日目は0.5mg/m2(体表面積)を1日1回、1時間以上かけて点滴静脈内投与した後、休薬する。1サイクル目は21〜28日間、2サイクル目以降は28日間を1サイクルとし、投与を繰り返す。投与サイクル数は造血幹細胞移植の施行予定を考慮して決定する。なお、患者の状態により適宜減量する。

重大な副作用

肝障害、骨髄抑制感染症、出血、infusion reaction、腫瘍崩壊症候群、膵炎

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4239401D1026

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