概要
| 一般名 |
トアルクエタマブ |
| 商品名 |
タービー |
| 治験薬コード |
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| 一般名英語表記 |
Talquetamab |
| 商品名英語表記 |
Talvey |
| 種類 |
抗悪性腫瘍剤 |
| 種類 |
二重特異性抗体 |
| 投与経路 |
皮下注 |
| 適応がん種 |
再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る) |
特徴
タービーは、T細胞上のCD3と骨髄腫細胞上のGPRC5Dに共に結合可能な二重特異性抗体である。
タービーによって、骨髄腫細胞がT細胞の近くに誘導されることで、T細胞による攻撃を促す。
またタービーは、ADCC(抗体依存性細胞障害)活性やDCD(補体依存性細胞障害)活性を持つことから、骨髄腫細胞を直接攻撃できると考えられている。
効能・効果
再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)
用法及び用量
通常、成人にはトアルクエタマブ(遺伝子組換え)として、以下のA法又はB法で投与する。
A法:漸増期は、1日目に0.01mg/kg、その後は2~4日の間隔で0.06mg/kg、0.4mg/kgの順に皮下投与する。その後の継続投与期は、0.4mg/kgを1週間間隔で皮下投与する。
B法:漸増期は、1日目に0.01mg/kg、その後は2~4日の間隔で0.06mg/kg、0.4mg/kg、0.8mg/kgの順に皮下投与する。その後の継続投与期は、0.8mg/kgを2週間間隔で皮下投与する。
重大な副作用
サイトカイン放出症候群、神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む)、運動失調、感染症、血球減少
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/42914G6