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[公開日] 2025.08.15[最終更新日] 2025.08.26

概要

一般名 トアルクエタマブ
商品名 タービー
治験薬コード
一般名英語表記 Talquetamab
商品名英語表記 Talvey
種類 抗悪性腫瘍剤
種類 二重特異性抗体
投与経路 皮下注
適応がん種 再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)

特徴

タービーは、T細胞上のCD3と骨髄腫細胞上のGPRC5Dに共に結合可能な二重特異性抗体である。 タービーによって、骨髄腫細胞がT細胞の近くに誘導されることで、T細胞による攻撃を促す。 またタービーは、ADCC(抗体依存性細胞障害)活性やDCD(補体依存性細胞障害)活性を持つことから、骨髄腫細胞を直接攻撃できると考えられている。

効能・効果

再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)

用法及び用量

通常、成人にはトアルクエタマブ(遺伝子組換え)として、以下のA法又はB法で投与する。 A法:漸増期は、1日目に0.01mg/kg、その後は2~4日の間隔で0.06mg/kg、0.4mg/kgの順に皮下投与する。その後の継続投与期は、0.4mg/kgを1週間間隔で皮下投与する。 B法:漸増期は、1日目に0.01mg/kg、その後は2~4日の間隔で0.06mg/kg、0.4mg/kg、0.8mg/kgの順に皮下投与する。その後の継続投与期は、0.8mg/kgを2週間間隔で皮下投与する。

重大な副作用

サイトカイン放出症候群、神経学的事象(免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む)、運動失調、感染症、血球減少

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/42914G6

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