卵巣癌の新薬ベリパリブについて

卵巣癌は女性器悪性腫瘍の中では最も予後の悪い癌です。進行卵巣癌(ステージ3、4)の5年生存率は、シスプラチンなどの登場により治療成績が向上するも、その生存率は20%台になります。

卵巣癌の予後改善を目指してシスプラチン以外にも、パクリタキセル単剤、パクリタキセルにカルボプラチンを併用したTC療法など、様々な治療方法が試されているも、治療成績を向上する標準治療の発見にはまだ難しいのが現状です。しかし、

ベリパリブ

の登場により、卵巣癌の治療成績は向上する可能性があります。なぜなら、ベリパリブは既存の治療薬に上乗せする併用療法、メンテナンス療法など、卵巣癌治療における新しい治療選択肢を確立するために必要な薬剤だからです。

ベリパリブの薬剤概要

製品名

未定

一般名

ベリパリブ(veliparib)

用法用量

未定(ベリパリブ400mgを1日2回経口投与する)

効能効果

未定(再発難治性卵巣癌)

主な副作用

未定(好中球減少症、血小板減少症、貧血、悪心)

製造承認日

未定

ベリパリブの作用機序

ベリパリブPARPというDNAを修復する遺伝子を特異的に阻害することで細胞死を誘導します

ベリパリブの最新文献

1)Veliparib for the treatment of ovarian cancer.

文献の概要

PARP阻害剤であるベリパリブは予後の悪い卵巣癌の治療において、初期治療、メンテナンス治療、殺細胞性抗がん剤との併用など、新しい治療選択肢の確立として期待されていることを卵巣癌の専門家が紹介した論文

文献の出典

Expert Opinion on Investigational Drugs

文献の発刊日

2016年2月16日

ベリパリブの口コミ

その他医療関係者のコメント

ベリパリブの治験情報

1)Veliparib With Carboplatin and Paclitaxel and as Continuation Maintenance Therapy in Subjects With Newly Diagnosed Stage III or IV, High-grade Serous, Epithelial Ovarian, Fallopian Tube, or Primary Peritoneal Cancer

治験の概要

未治療のステージ3、4卵巣癌患者さんに対して、カルボプラチン+パクリタキセル併用療法にベリパリブを上乗せする群と、上乗せしない群にわけて、その有効性(PFS)を検証する治験

治験の期限

2019年1月

参考資料

1)アッヴィ合同会社プレスリリース
2)卵巣がん治療ガイドライン


この記事に利益相反はありません。

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