唾液腺がんの検査
唾液腺がんの検査では、まず視診、触診によってがんの有無や良性・悪性の判断をします。
がんが疑われた場合には、超音波検査、MRI、CTなどの画像診断を行い、がんの広がりや他の臓器への転移を調べます。
さらに、がんの一部に針を刺してがん細胞を吸引し、得られた細胞を顕微鏡で見ることで組織型を調べる細胞診検査(穿刺吸引細胞診検査)を行います。
しかし、病理組織型の最終的な診断は、手術で摘出された検体を詳しく顕微鏡で観察しないと分かりません。
唾液腺がんの診断と病期(ステージ)分類
唾液腺がんの病期は、T (がんの大きさや周囲への広がり)N(領域リンパ節への転移の有無)M(原発巣から離れた臓器やリンパ節への転移の有無)の3つのカテゴリーによって判断されます。