膀胱がんとは

膀胱がんは、腎臓でつくられた尿を一時的にためておく袋である膀胱にできるがんです。膀胱は骨盤の中にあり、腎臓でつくられ腎盂、尿管を通ってきた尿を一時的にためておく袋状の臓器です。

袋状の内側表面、つまり粘膜上皮にとどまる表在性の筋層非浸潤性膀胱がん、粘膜上皮から筋層へと深く入っていく筋層浸潤性膀胱がん、あるいは、リンパ節や肺などに移る転移性膀胱がんと大きく3つに分けられます。また筋層非浸潤性でも、粘膜からカリフラワー状の形で盛り上がる乳頭状腫瘍とは異なり、内側に突出せずに地を這うように存在する上皮内がん(CIS)は放置すると急激に進行し、筋層浸潤性に移行しやすいです。特徴として、初期に発見して切除しても再発を繰り返すという傾向があります。

膀胱がんの発見と診断

膀胱がんが発見されるきっかけは血尿です。排尿時に自身が血尿に気付く場合、健康診断の尿検査で血尿を指摘される場合のいずれかであるが、実際に膀胱がんと診断された患者の80%から85%は肉眼的血尿が認められていたという。また、女性の場合は膀胱炎がなかなか治らないとして受診した時に発見されることもあります。血尿以外に痛みなど症状がないことが多いです。

膀胱がんの疑いで行う検査は、膀胱鏡による膀胱内表面の観察、尿細胞診によるがん細胞有無の判定を行います。さらに腎盂や尿管、尿道におけるがんの有無を調べる尿路造影やCT/レントゲン検査、深達度や転移を調べるMRI検査などが実施されてます。

膀胱粘膜生検は経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)を兼ねており、筋層非浸潤性のがんが発見された場合の即時切除が可能であるばかりでなく、画像や採取検体からその後の治療方針決定に寄与する重要な情報が得られます。また表在性がんと上皮内がんであれば、ここで外科的な治療と検査が終了する場合もあります。

TURBTとは全身麻酔あるいは腰椎麻酔を行って、専用の内視鏡を用いてお腹を切ることなくがんを電気メスで切除する方法です。

浸潤性がんが疑われる場合には、胸腹部CT検査や骨シンチグラフィ―でリンパ節やほかの臓器への転移の有無を診断します。なお、胸腹部CT検査は、膀胱粘膜生検の前に実施することもあります。

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