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概要
一般名 |
ペルツズマブ |
商品名 |
パージェタ |
治験薬コード |
|
一般名英語表記 |
Pertuzumab |
商品名英語表記 |
PERJETA |
種類 |
分子標的薬 |
種類 |
抗HER2抗体 |
投与経路 |
注射 |
適応がん種 |
HER2陽性の乳癌、がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 |
特徴
パージェタは抗HER2抗体という分子標的薬の一種であり、がんの増殖にかかわる分子を狙い撃ちする薬剤です。乳がんの中には細胞表面にHER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)というタンパク質分子を過剰に発現しているタイプ(HER2陽性といいます)が存在します。HER2が過剰に発現していると、HER2に内蔵されているチロシンキナーゼという酵素の働きが活発になり、細胞増殖の命令が過剰になる結果、がん細胞が増殖します。パージェタはHER2の働きを阻害することにより、がん細胞の増殖を抑えます。2017年2月現在、HER2陽性の手術不能又は再発乳癌に適応があります。
効能・効果
HER2陽性の乳癌
がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌
用法及び用量
HER2陽性の乳癌にはトラスツズマブ(遺伝子組換え)と他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人に対して1日1回、ペルツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には840mgを、2回目以降は420mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。ただし、術前・術後薬物療法の場合には、投与期間は12カ月間までとする。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
がん化学療法後に増悪したHER2陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌にはトラスツズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人に対して1日1回、ペルツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には840mgを、2回目以降は420mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。
重大な副作用
好中球減少症、白血球減少症、Infusion reaction、アナフィラキシー、過敏症、間質性肺疾患
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291424A1