概要
一般名 |
トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物 |
商品名 |
メキニスト |
治験薬コード |
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一般名英語表記 |
Trametinib Dimethyl Sulfoxide |
商品名英語表記 |
Mekinist |
種類 |
MEK阻害剤 |
投与経路 |
内服 |
適応がん種 |
BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫、BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 |
特徴
細胞増殖に関わるシグナルを伝えるタンパク質のひとつに、RAFと呼ばれるものがあります。
がん細胞において、RAFの一種であるBRAF遺伝子に変異が入ることで、異常なBRAFタンパク質が作られると、細胞の増殖シグナルが過剰に亢進します。
このとき、BRAFからのシグナルを受け取るMEKと呼ばれるタンパク質も間接的に活性化されます。
そのため、MEKを特異的に阻害する薬をBRAF阻害剤と一緒に使うことで、効率よく細胞増殖のシグナルを抑えることができると考えらます。
同じ作用機序を持つお薬に、メクトビ(一般名:ビニメチニブ)があります。
効能・効果
・BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫
・BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
用法及び用量
ダブラフェニブとの併用において、通常、成人にはトラメチニブとして2mgを1日1回、空腹時に経口投与する。ただし、術後補助療法の場合には、投与期間は12ヵ月間までとする。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
心障害、肝機能障害、間質性肺疾患、横紋筋融解症、静脈血栓塞栓症、脳血管障害
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291047