イジュド(トレメリムマブ)


  • [公開日]2023.07.01
  • [最終更新日]2023.11.28

概要

一般名 トレメリムマブ
商品名 イジュド
治験薬コード MEDI1123
一般名英語表記 Tremelimumab
商品名英語表記 IMJUDO
種類 ヒト型抗ヒトCTLA-4モノクローナル抗体
投与経路 点滴静注
適応がん種 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、切除不能な肝細胞癌

特徴

イジュドは、細胞傷害性T-リンパ球抗原4(CTLA-4)の働きを標的とするヒトモノクローナル抗体であり、T細胞の抑制につながるCTLA-4と抗原提示細胞上のB7.1(CD80)及びB7.2(CD86)分子の結合をブロックすることにより、腫瘍抗原特異的なT細胞の増殖および活性化を促し、腫瘍への攻撃性を高めます。

効能・効果

イジュド点滴静注25mg:
切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
切除不能な肝細胞癌
イジュド点滴静注300mg:
切除不能な肝細胞癌

用法及び用量

イジュド点滴静注25mg:
非小細胞肺がん
デュルバルマブ遺伝子組換え)及び白金系抗悪性腫瘍剤を含む他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、1回75mgを3週間間隔で4回、60分間以上かけて点滴静注する。その後、7週間の間隔を空けて、トレメリムマブ(遺伝子組換え)として、75mgを1回60分間以上かけて点滴静注する。
肝細胞がん
デュルバルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、300mgを60分間以上かけて単回点滴静注する。ただし、体重30kg以下の場合の投与量は4mg/kg(体重)とする。

イジュド点滴静注300mg:
肝細胞がん
デュルバルマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはトレメリムマブ(遺伝子組換え)として、300mgを60分間以上かけて単回点滴静注する。ただし、体重30kg以下の場合の投与量は4mg/kg(体重)とする。

重大な副作用

間質性肺疾患、大腸炎、甲状腺機能障害、副腎機能障害、下垂体機能障害、肝機能障害肝炎、腎障害、筋炎、心筋炎、膵炎、脳炎、Infusion reaction、重度の皮膚障害、神経障害

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291465

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