概要
一般名 |
アファチニブ |
商品名 |
ジオトリフ |
治験薬コード |
|
一般名英語表記 |
Afatinib |
商品名英語表記 |
Giotrif |
種類 |
分子標的薬(EGFRチロシンキナーゼ阻害薬) |
投与経路 |
内服 |
適応がん種 |
EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌 |
特徴
ジオトリフは、EGFR(上皮成長因子受容体)のシグナル伝達に重要なチロシンキナーゼ部位を阻害する分子標的薬です。
EGFRは、細胞の表面に発現ているタンパク質であり、リガンドであるEGF(上皮成長因子)との結合により活性化し、細胞の生存に重要な役割を担っています。
しかしがん細胞では、EGFR遺伝子に異常が起きることで常に活性化状態となり、過剰な生存シグナルを送り続けてしまいます。
そこで、ジオトリフによる活性化の阻害によりシグナル伝達を抑えることで、がん細胞の増殖を抑制できると考えられています。
効能・効果
・EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌
用法及び用量
通常、成人にはアファチニブとして1日1回40mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日1回50mgまで増量できる。
重大な副作用
間質性肺疾患、重度の下痢、重度の皮膚障害、肝不全、心障害、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、消化管潰瘍、消化管出血、急性膵炎
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291030