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6月8日開催『胃がんキャラバン 2019 in 大阪』 セミナーレポート

[公開日] 2019.06.11[最終更新日] 2019.06.11

6月8日開催、胃がんキャラバン in 大阪『後悔しない選択のために~胃がんのことを知ろう~』は会場へのご参加者に加え、webでの視聴20名の方にご参加いただき、無事に終了いたしました。 札幌セミナーにディスカッションパートでご参加してくださった佐藤太郎先生のことを知り、大阪セミナーには患者家族の期待を感じました。5月上旬に希望の会のインタビュー記事を朝日新聞が掲載したこともあり、ウェブ環境下にない方々が、県庁を通じて、希望の会にセミナーについてお問い合わせをしてくださるということもありました。 【佐藤先生のご講演】 『患者さんが辛くても現実に向き合う覚悟、勇気があって、初めて、医療者と患者さんが最善の道を共に考えることが出来る。だから、病気、治療を理解しよう』。これこそが、胃がんキャラバンに踏み切った動機でした。 『病期により最適の治療がある。抗がん剤には確かに副作用はあるが、症状の緩和やQOLを上げることにも繋がり、寛解を目指すのか、共存が目的なのかは、その人の状態によっても異なる』。 スキルス胃がん患者家族会のなかでは、「手術ができない」という悲嘆の声に多く接します。私も数年前、家族として同じ苦悩に直面しました。その苦悩が、手術をしてくれそうな病院を探し、転移を消せば手術できるのではないかと、「がんが消える」という広報をしている民間療法に走ってしまうことに繋がっていると思います。事実、私自身が、情報の波に溺れてしまった後悔を持っています。 胃がんキャラバンで、標準治療が確立されてきた経緯を必ず伝えていただくのは、病期、状態による最善の違いを理解することが、『治る』という言葉で誘導する医療の怪しさを理解することにも繋がると考えるからです。 また、殺細胞である抗がん剤に大きな不安を持っている方も少なくありません。支持療法のこと、治療中の生活、さらに相談できる場所についてもお話くださることは、患者家族の大きな力になっていると思います。 今回、佐藤先生のお話は、1時間の講演の中に、わかりやすく、全てが網羅されており、特に抗がん剤には副作用があるが、効果が上回っている時に投与していること。抗がん剤は症状の緩和にも繋がっていることをお話してくださったことは、患者家族の不安に寄り添うものであったと感じます。 【質疑応答からわかること】 質疑応答では、民間療法、食事療法、サプリメントへの質問が毎回あります。腹膜播種があっても胃を切除する病院への質問もあります。何か出来ることはないか、治療の効果を高められないかを必死に求めている気持ちは、あの時の私に重なります。その一つ一つに、患者家族の想いを知り、丁寧に答えてくださる医療者の姿勢こそが、患者家族の覚悟と勇気に繋がるのだと思っています。 質疑応答の時間を大切に考えておりますが、だんだん、質問の内容が高度になっていく(これはキャラバンを配信している、毎回参加している方がいることも要因だと感じております)ため、時間内に全てを答えることは難しくなってまいりました。 そこを、年4回定期開催となる慶応義塾大学医学部との共催『どんな質問にも答えます』シリーズで解消していきたいと思っております。 その『胃がんキャラバン2019 スピンオフ 『どんな質問にも答えます』シリーズ第2弾』は、6月29日(土)に開催いたします。抗がん剤を中心にして、2時間質問に答え続け、それを生配信していきます。 【胃がんキャラバン2019 Spin Off in 東京】どんな質問にも答えます!第2弾~抗がん剤編~
詳細・お申込み 7月以降の胃がんキャラバンのお申し込みはコチラ 文:認定NPO法人希望の会 理事長 轟 浩美(編集;中島 香織)
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中島 香織

広告業界、放送局業界、コンサート・舞台企画業界を経て1年間渡米留学。帰国後は、外資系企業に就業。イベントマネージャーとしてPR,マーケティング業務に携わる。がん情報サイト「オンコロ」では、主にイベント運営、Webサイトの更新、コラム投稿に従事。宣伝会議コピーライター養成講座修了、乳がん体験者コーディネーター(BEC)11期生。

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