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第1回患者申出療養評価会議が開催~利便性の高い制度への転換に期待~ オンコロblog
[公開日] 2016.04.14[最終更新日] 2016.04.14
4月14日、厚生労働省にて「患者申出療養評価会議」が開催されました。
患者申出療養は新たに保険外併用療養費制度に追加された制度です。保険外併用療養費制度とは、混合診療を部分的に認める制度となり、例えば「先進医療」や「治験」はこれに該当します。
それに加え、患者自ら未承認薬等の使用を申請することを起点に、患者申出療養評価会議にて都度審査が行われ、承認された場合、保険外併用療養費制度として適応されることになります。
下図のように、申請した薬剤のみ保険適応外での使用することになりますが、その他の医療は保険適応となります。
詳しくはコチラ(【患者申出療養】 医療保険制度改革法案成立 ~承認前薬剤も使用できるように~オンコロニュース2015/5/30)
今回、開催された患者申出療養評価会議は、患者から申出が行われた医療技術について、安全性・有効性等を確認しつつ、身近な医療機関で迅速に受けられるようにするとともに、将来的な保険適用につなげていくという観点を踏まえ、専門的な観点からの検討を行うことを目的として開催され、以下のことが検討されています。
患者から申出が行われた医療技術についての専門的な検討。
→申出が行われた医療技術の評価基準の検討。
実施医療機関の追加について
→実施できる医療機関の拡大についての検討。
他制度との連携について
→同じような制度である「先進医療」や「拡大治験」との連携を検討
「実施計画対象外」の考え方
→既に認められた計画に対して患者適格基準を満たさない場合のフローの検討
「臨床研究以外で実施する場合について
→患者申出療養は、保険収載を目指して評価を行う制度として位置付けられているため、臨床研究として実施されるものですが、その例外を検討。
第1回患者申出療養評価会議 議事次第はコチラ
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